海外旅行体験記 ∼ お客様やスタッフの、現地滞在レポートをご紹介!

旅行を終えて

今、モルディブの海と空を思い出している。

私は今まで観光・シティ派だったけれど、究極のビーチリゾートにすっかりはまってしまった。
今回の旅行では、ダイビングをする事ができなかったのがとても残念だった。ダイバーに愛されている海のアイドル・マンタは時に一度に10尾以上が現れることもあるようだし、ジンベイザメやウミガメなどのあこがれの大物に出会えるのも夢ではない!
今度モルディブを訪れる時は、ダイビングのライセンスを取得してからにしようと思う。
とにかく、今回の旅行は時間を忘れてぼ~っとする事ができた。何もしなくても楽しめる。
1日中、ホテルの部屋でのんびりしていても良い、海で泳ぐのも良い、プールサイドで寝そべるのも良い。
時間を忘れ、起きたい時に起き、泳ぎたい時に泳ぎ、お腹が空いたら食べ、眠たくなったら眠る。真っ青な空とキレイな海。そして素朴な人々。それだけで、最高!日本に帰国してからもモルディブの海が恋しくて恋しくて、次はいつ行こうかと思う毎日である。

モルディブ後記写真01

4日目

モルディブ最終日。今日は朝からサンライズクルーズ(US$45)の予約をしていた。クルージングでモルディブの日の出を楽しむエクスカーションである。
運が良ければイルカに遭遇できるかも!と聞いていたので、サンセットクルーズでイルカを見る事ができなかった私は、前日からずっとワクワクしていた。朝から天気があまり良くない。部屋の外に出たら雨が降っていた。やはり天候不良でクルーズは中止になってしまった。
今回はイルカと縁がなかったようだ。波が高くなっているので催行は難しかったようだ。海を見ると確かに少し荒れている。ショック!!!
その時、空を見上げると虹がかかっていた。クルーズが中止になったことも忘れて、大きな虹に感動した。


その後、朝食をとる。ここヒルトンもブッフェスタイルでサラダ・チーズ・ハム・パンなど充実している。オムレツを注文して食べる。朝から満腹になる。
今日もスノーケリングをしようと思っていたが、雨はやんだものの波が少し高いのであきらめることにした。
午前中にホテルの施設見学をした。水上コテージのあるランガリ島に行く。私達の宿泊しているメインの島に比べて静かなプライベート重視の雰囲気だ。メインの島からはドーニを使って移動する(徒歩でも行ける)。専用のレセプションもあり、静かな環境でリゾートを楽しむことができる。


モルディブ4日目写真01この島にはラグーンを見渡すレストランやバー、人気の水上スパがある。また、レストランの地下には室温を管理されたワイン・セラーがあり(これがかなり本格的)、毎週木曜日にソムリエと一緒にディナーを楽しむことができる。また、水上スパ『オーバーウォータースパ』は、ガラス張りの床になった部屋や海側がガラス張りの部屋がある。1人用の部屋が2室、カップルズルームが1室。タイ式マッサージルームが1室ある。
今日は天気が思わしくないので、スパ体験をすることにした。受付で時間を確認したところ、13:00~空きがあったので予約をした。今回はタイ式フルーツラップのボディマッサージ(60分US75$+US$15・水上スパはメインのスパに比べUS$15高い)をしてもらう事にした。
続いて客室の見学。水上コテージは48室あり、そのうち2室はテラスも含めると115㎡もあるサンセットデラックス水上ヴィラである。


モルディブ4日目写真02デラックス水上コテージは広々とした室内で、リビングはテーブルの下が大きいガラス張りの床になっている。また、カーテンや大型液晶TVがリモコン操作でおりてくるなど、かなり驚かされる。音響はとても素晴らしくスピーカーが天井に何台かあり、コンサートホールに来たような臨場感がある。
ベッドルーム以外に、丸いベッドがあり、好きな方角で寝ることができるようボタン1つで回転する。サンセットやサンライズの向きに合わせて自分が動くのではなく、ベッドを動かすのだ。バスルームは海を眺められる造りになっており独立シャワーブースもありかなり広く、アメニティはブルガリである。
サンデッキにもジャグジー付きのバスタブがありとても豪華な造りになっている。
その他の水上コテージはスタンダードタイプの水上ヴィラ(約75㎡)とデラックスタイプのデラックス水上ヴィラ(約85㎡)があり、デラックス水上ヴィラはスタンダードに比べ景色が良く、サンデッキにジャグジーがあり、サンセットデラックス同様、アメニティはブルガリで揃えられている。


モルディブ4日目写真03ホテル見学を終え、水上レストランにて昼食をとった。アラカルトメニューでパスタかリゾットを選ぶ事ができた。リゾットを注文する。
パスタもリゾットもとても本格的なイタリアンで美味しかった。

昼食後、いよいよ待望の水上スパでのスパ体験だ。スパの予約時間より30分程早めに行けば海に面したサンデッキにあるジャグジーに無料で入る事ができたのだが、時間がなかったため、5分前に受付に到着する。受付をすませ、桟橋を渡ったところにある水上スパに案内をされた。
部屋に入ると、目の前に海が広がり、床面は海が見える造りになっており開放的な気分になる。
アロマオイルの香りに包まれ、リラックスした気分になる。今日はタイ式のトリートメントのため、タイの民族音楽のようなBGMが流れている。
ベッドの上にうつぶせに寝転がり(こうすると床面の海が見える!)、まずは全身スクラブで肌の老廃物を取り除く。スクラブはタイのハーブや花をブレンドしたものを使用している。その後、パパイヤ・パイナップル・アロエでブレンドされた熱い液体を全身に塗り、アルミホイルのようなものでボディラップをされた。その間、アロマオイルを使って頭皮のマッサージをしてくれた。とても気持ちがよく、またまたグーグーと深い眠りにつく。ポンポンっと肩を軽くたたかれて起され、ボディラップを取りシャワーを浴びた。ラップをして成分が充分肌に浸透しているせいか、しっとりとしている。その後、さらにアロマオイルにてボディマッサージ。究極に心地よくさらに深い眠りにつく。意識が朦朧とした(?)ままマッサージは終わった。


モルディブ4日目写真04モルディブ4日目写真05モルディブ4日目写真06


チェックアウトまでに時間があったので、部屋でのんびりとくつろぐ。部屋にはTVがなかったので本当にゆっくりとした時間を過ごせた。
夕方16:00頃、チェックアウトを済ませてレセプションに集合する。今度こそモルディブ出発の日だ。まだまだここにいたいと思う。


モルディブ4日目写真07水上飛行機にて空路マーレ・フルレ国際空港へ。成田行きの飛行機まで時間に余裕があったので、マーレ市内を観光する事にした。
モルディブの首都であるマーレは、空港からドーニで20分ほどのところにある。この首都マーレも島で歩いて1週約1時間半といった小さな島である。
それなのに、人口7万4,500人という世界一人口密度の高いところである。
街中いたるところにモスクがあり、おもな見どころは、モルディブ最大のモスクで、館内にはイスラム図書館、学校、会議室などがあるイスラミックセンターや、モルディブ最古の建造物のフクル・ミスキーや、大統領官邸である。小さい街なので観光はそんなに時間はかからない。
後はお土産もの屋さんや地元のスーパーマーケットに行った。スーパーマーケットはお土産もの屋さんに比べて紅茶などが安いのでここでGETするのも良い。マーレ観光を終えて、フルレ島に戻り、フルレ・アイランド・ホテルにて夕食を取る。2000年8月にオープンした3階建てのホテルでモルディブで唯一国際空港から車で行く事ができる宿泊施設である。小さいがリゾート感のあるホテルで、客室は全室オーシャンビューで室内はシンプルだが清潔で居心地が良さそうだ。夕食は久しぶりに和食だった。おかずはあつあつの天ぷらやお刺身で美味しかった。


夕食後、再び空港へ。とうとう帰国である。空港到着後、入口を入り、手荷物のX線検査を受ける。機内預け荷物に加え、手荷物もX線に通さなければならない。そしてチェックイン。スリランカ航空のカウンターでパスポートと航空券を提出し、荷物を預け、ボーディングパスを受け取る。


チェックインを済ませたら2階にある出国審査場へ行き、パスポートにスタンプを押してもらい無事出国となる。どこも思いのほか列ができていてけっこう時間がかかった。出国審査を済ますと、免税店&お土産物屋さんのエリアになる。お土産物屋さんは1店舗しかないのでかなり混み合っている。
チョコレート、クッキー、紅茶などがある。このエリアにはラウンジやカフェもあり簡単な食事や飲み物をとることができる。
買物を済ますと、階段を下りて1階へ移動する。ここでボディチェックと手荷物審査を受けて、搭乗を待つ。
飛行機に乗り空路、帰国の途へ。機内はほぼ満席。熟睡したので、成田にはすぐに到着した。
成田へは、予定時刻、6月23日午前11:50を少し遅れて到着した。成田空港到着後、入国審査を受け、荷物を受け取り、税関審査を受ける。


大阪までの飛行機は羽田発15:30伊丹行きを手配していたので、空港リムジンにて成田から羽田へ移動する。
スリランカ航空では、羽田から大阪行きの飛行機を利用する場合、羽田空港までのリムジンバスのクーポンがサービスとなる。
成田空港第2ターミナル1階「ABC手荷物一時預かり所」で受け取る事ができる。羽田までのリムジンは15分に1本の割合で出てるので、乗り継ぎは
苦にならない。所要時間約75分である。ちょうど良い時間に羽田に着き空路伊丹空港へ。無事到着。

3日目

今日はソネバギリからアリ環礁にあるヒルトン・モルディブ&スパ・ランガリ・アイランドに移動する日である。

モルディブ3日目写真01天気は晴天。08:00頃に起床し、ホテル内を散策してから朝食をとることにした。
マウンテンバイクで桟橋を渡った。朝から天気が良いので、自転車から眺める景色は最高である。
大げさだが、まるで海の上を自転車で走っているようでそのまま空に飛んで行けそうだ。自分が南の島のフローネになったような気分にもなる。
自転車を降り、ビーチ沿いを歩く事にした。素足にきめの細かい砂がとても心地よい。
レストランの横に小さなプールがある。目の前に海が広がっていて同じ目線になっているので実際泳ぐととても気持ちが良い。
外国人ファミリーが貸し切り状態でプールで遊んでいる。夫婦2名と子供が2名。とても楽しそうに泳いでいる。
ソネバギリでの朝食。今日はスイカジュースを飲む事にした。フレッシュでとっても美味しい。今日も1時間近く時間をかけて朝食を楽しんだ。


部屋に戻り、チェックアウトの準備をする。ベッドメークのボーイには最終日に宿泊分まとめてチップを渡す。こちらも1日US$1が目安だ。
レセプションにてチェックアウトをする。旅行代金に含まれない分の食事をとったり、食事中やバーなどでドリンクを飲んだ場合や、リゾート内にあるショップでの買物やエクスカーションの代金など、滞在中は全てサインひとつでOKである。差し出された用紙に部屋番号を記入し、パスポートかクレジットカードと同じサインをすると、チェックアウト時にまとめて請求される。請求書と、自身で控えておいた伝票を確認してからクレジットカードにて精算した。
その際、不審な点や疑問があったら必ず質問する。日本に戻ってからおかしいと思っても遅すぎるのだ。支払いは現金(US$)やトラベラーズチェック、クレジットカードで可能だ。

モルディブ3日目写真02
チェックアウトが済んだら出発だ。桟橋に移動して、荷物とともに私達もスピードボートに乗る。ボートが桟橋から離れる。ホテルのスタッフ数人が私達が乗ったボートが見えなくなるまでずっと手を振って笑顔でお見送りをしてくれた。さすが、モルディブ一のサービスの良さが定評のソネバギリ。最後の最後までサービスが行き届いている。『さようならソネバギリ。また絶対来るからねっ!』と心の中だけに留まらず思わず声に出して言った。
再びマーレ空港に到着。リゾート間を直接行き来する交通機関は全くないので、どこに行くのも全ての移動は空港を拠点に行われる。
モルディブ3日目写真03


ヒルトンへは空路での移動である。モルディブの空の交通は、水上から離発着できる水上飛行機である。
水上飛行機は15人乗りの小さなプロペラ機である。席の配列は2席1席である。頭をぶつけないように中腰になって通路を歩く。


景色を見るためにすかさず窓側の1人掛けの席に座った。プロペラが回り離陸する。ゴゴゴゴゴっとものすごい音と振動がした。思わず耳をふさぐ。揺れは心配していた程ではなかった。
しばらくすると、眼下に真っ青な海にぽっかりと浮かぶ小島や珊瑚礁や環礁が見えてくる。様々な環礁があり、まるで地球のように見えるものや宝石のエメラルドに見えるものもある。良く見ると波の動きも見える。
今までに見た事のない景色でとっても綺麗!ほんと天気が晴れて良かった~。

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出発後、約30分でヒルトン・モルディブ・リゾート&スパ・ランガリ・アイランドに到着。ソネバギリとは雰囲気が違ってモルディブの中でも大規模なリゾートでである。ヒルトンは4つの島からなる。メイン棟とビーチヴィラがあるランガリフィノール島、こちらはにぎやかな印象でファミリー向けの雰囲気だ。もうひとつは水上コテージがあるランガリ島。こちらはプライベート重視の雰囲気でハネムーナーにおすすめだ。部屋の中のアメニティもデラックス水上ヴィラ以上の客室ではブルガリで揃えられており、室内もシンプルだが高級感が感じられる。後はアイランドホッピングなどで利用されるふたつの無人島の4島だ。
私達はビーチヴィラに宿泊した。その名の通り全室ビーチに面していて、2室で1棟という造りになっている。ドアをあけるとワンルームになっていて手前にソファがあり、その奥にベッドという造りになっている。シンプルで落ち着いた感じの雰囲気である。バスルームはバスタブ付きでオープンエアになっていて、開放的な感じがとてもよい。昼食はレストランにてブッフェ。カレー・サラダ・ハムを食べる。

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昼食後、ホテル主催のエクスカーション『スノーケリング・サファリ』(US$25)に参加した。
スピードボートにて無人島まで行って、スノーケリングを楽しむというエクスカーションである。ホテルにてスノーケリングセットをレンタル(1日US$10ちなみに水上ヴィラに宿泊の方は無料)した。こちらの無人島もほぼ貸し切り状態。3点セットとライフジャケット(必須アイテム!)を付け、海に入った。
天気は良いが、けっこう潮の流れが速く、'全くと言って泳げない'私は、スノーケリングを楽しむのに苦労した。
気を緩めると、思ってもいない方向に流されてしまう。少し泳いでは立ち上がり、たどたどと泳いでいたが、いっそのこと潮に流されよう!と思い体の力を抜いてみた(泳げない良い子はマネをしないでね)。意外にも良い方向に流れてくれて、珊瑚礁の周りまでたどりつく事ができた。
水の温度はちょうど心地よく、ソネバギリの無人島の海も綺麗だったが、こちらの方が海の透明度が高い。太陽の光がキラキラと海の中まで差し込んでいて、小さい魚や大きい魚、カラフルな魚がいっぱいいる。水中カメラを片手に海の中の世界に感動した。

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ホテルに戻り夕食まで時間があったので、楽しみにしていたスパを体験する事にした。
ヒルトンには2つのスパがある。今日はメインアイランドにある'アイランドスパ'に行く事にした。直接スパまで行って空いている時間がないか確認したところ、17:00から空きがあったので予約をした。スタートの10分前にスパの受付に行く。事前にメニューは'エッセンシャルオイルマッサージ'(60分US75$)を予約していたので名前を呼ばれて、いよいよ待望のトリートメントである。2種類のアロマオイルから好みの香りを1つ選ぶ事ができた。アロマオイルを使っての全身マッサージである。部屋は静かに音楽が流れている。部屋中アロマオイルの香りが漂い、究極のリラックススペースとなる。
足先から、腕、背中と強過ぎず、弱過ぎず、おそらくリンパの流れにしたがって、全身くまなくマッサージしてくれる。あまりの気持ち良さに後半30分はグーグー眠りこんでしまった。トントンっと軽く肩をたたかれ、トリートメントが終了したことに気付く。'あ~っ気持ち良かった~。ありがとう'とお礼を言った。スパ臭(表現がよくないか?スパの香り)をプンプン漂わせ、夕食をとりに行く。
今日はアリラウンジ(レセプションのあるところ)の脇のビーチにてシャンパン&ロブスター・バーベキューディナーである。別途追加代金のかかるスペシャルディナーで(2・3食付プランには差額US$75、朝食無し・付プランには差額US$95)、新鮮なロブスターとシーフードが食べ放題である。

モルディブ3日目写真12
ブッフェスタイルなので好きなものをチョイスして、おかわりも好きなだけできる。私はまずメインのロブスター、エビのボイルをしたもの、生ガキをお皿に盛った。続いてシーフードバーベキュー。ホテルのスタッフが櫛にさした魚介類をその場でジュージューと焼いてくれている。ロブスターは新鮮で美味しく、身もつまっていて、皆、無言になって食べるのに必死だった(笑)。生ガキもとても美味しかったので3回おかわりをした。その他にサラダ・デザートなどがあり、デザートはケーキやババロア風のものなど種類も充実していて、全種類制覇!を試みようとこちらも何度もおかわりをした。
キャンドルライトを灯したテーブルで今日もビーチで、素敵な雰囲気かつ、充実したディナーを楽しむことができた。

2日目

モルディブの日の出は07:00頃と聞いていたので、06:45頃に目覚める。
2階のサンデッキに上がってみる。あいにく空は曇り模様で日の出を見る事ができなかった。
気を取りなおしてリビングからサンデッキに降りて見た。海の透明度は抜群だ。っと海を眺めていると水中をす~っと泳ぐ物体が見えた。
あっエイだ!いきなりホテルのサンデッキからエイの姿を見る事ができるなんてモルディブならでは。

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目の前に広がるのは海の水平線とぽっかりと浮かぶ小さな無人島。その無人島には1本のやしの木が植わっている。
ジャバ~、ジャバ~という波の音をBGMにデッキチェアーに寝転がり、す~っと深呼吸をする。
モルディブに来た事をあらためて実感する。なんて幸せなのだろう...。
午前08:30頃、朝食をとりにレストランへ。ソネバギリでの島内の移動は自転車だ。各コテージに人数分マウンテンバイクが用意してある。
水上コテージが連なる桟橋を渡って(これが非常に気持ちが良い!!!)、レストランまで移動をする。
その途中、ホテルスタッフとすれ違う。'Good morning'と親しげに笑顔であいさつをしてくれた。

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レストランでの朝食はブッフェと卵料理がアラカルトで選べる。飲み物は全てフレッシュでとても美味。この日はリンゴジュースを頼んだ。
ブッフェはサラダ、ハム、チーズ、パンなど充実している。卵料理はオムレツや半熟卵の凝った料理もあり、こちらもとっても美味。
パンに塗るジャムなども全て手作りのようだった。スタッフのサービスもとても良く、アラカルトメニューや飲み物の追加がないか各テーブルをまわってくれる。朝からの~んびりと時間を忘れて優雅な朝食時間を過ごす事ができた。
私達の他に日本人の姿は少なかったが、ハネムーナーらしきカップルの姿がちらほら。ハネムーンで観光も良いけれど、ビーチリゾートでのんびりするのも良いなぁと最近思う。特にここソネバギリは全室水上コテージでプライベート重視だし、海はとても綺麗だし(モルディブ全部だけど...)、朝食はとっても美味しいし、あまり他の宿泊客と会う事も少ないのでハネムーナー向けだ。時間も気にせず、ぼ~っとできるので、けんかをする要素もないよね!
ふと時計を見ると朝食に1時間以上も時間をかけて楽しんでいた。これぞモルディブ流の時間の過ごし方かしら...。


レストランを出て、空を見上げると、雲はあるものの青空で、海もとても綺麗なエメラルドグリーン色になっていた。
今日はホテル主催のエクスカーション(オプショナルツアー)『漁民の島観光』(US$50)に参加した。ソネバギリのエクスカーションはどれも最少催行人数が2名からである。私は素朴な漁民の子供達に会いたかったのでこのツアーをとても楽しみにしていた。


スピードボートに乗って約30分。漁民の島に到着。
島に到着してすぐの所にお土産もの屋さんがずら~っと並んでいる。リゾートにはお土産を買うお店が全くといってないので、エクスカーションで訪れたところでGETするのが無難だ。Tシャツは1枚US$10~15位。パレオは安いものでUS$5位からある。私は自分用にビーチサンダルをGETした。値段はUS$14。買物をする時は'必ず値切る事!'と聞いていたので、交渉してみる。US$7にて購入。
その時、こそっと小声でお店のおばさんに『私達もう友達だから、安くしておくね。皆には内緒よ!』と言われた。ほんまかな?
サンダルは木でできたもので鼻緒の部分がきれいなブルーでなかなか可愛い。良いものをGETする事が出来た。嬉しくなってその場で履き替える。
その他、モルディブのお土産の定番とも言われる紅茶をGET。こちらは実はスリランカからの輸入品。まとめ買いして値切って値切ってGET。

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その後、島内を観光。珊瑚を積み重ねて作った家の前で子供達がままごとをして遊んでいたり、広場でサッカーをして楽しんでいる。
地元の人がお祈りに行くモスク、学校など、リゾートとは全く違うモルディブ人の生活を垣間見る事ができた。
リゾートに戻って、水上バーにて昼食をとる。このバーは中央に一段低くなった円形のスペースがあり、その中央の床は丸く穴が空いていて直接海が眺められる造りになっていてとても雰囲気が良い。メニューはブッフェで、パスタを食べた。自分で好きなパスタ・材料を選び、コックさんに渡すとその場で調理をしてくれ、テーブルまで運んでくれた。なかなか本格的な味で美味しかった。

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昼食後は、部屋から見えていた、やしの木が植わっている小さな無人島に行く事にした。
ダイビングセンターでスノーケリングセット(無料)を借りて、カヌー(無料)を使って無人島まで行った。
カヌーは3人乗りで前後2人がオールで必死にこぎ、真ん中に乗っていた私は、キャッキャ、キャッキャとはしゃいでいた。
小さな島で端から端までが20m位。私達一行6名貸し切りでスノーケリングやウインドーサーフィンを存分に楽しんだ。
全く泳げないといっても過言ではない(?)私でさえも、フィンとマスクとライフジャケット(これはマストアイテム!)をつけて海を覗くだけで、カラフルな魚たちの世界を垣間見ることができた。モルディブの海の透明度は本当に素晴らしいもので、通常透明度の高い海には魚の姿があまり見えないと言われるそうだが、モルディブは例外らしい。時にはスノーケリングでマンタやウミガメに遭遇する事もあるらしい。
水中カメラを使って写真撮影など、時間を忘れて海の中の世界にどっぷり漬かった。
ところで、この無人島、貸し切りでバーベキューディナーを楽しむ事ができるとの事。夕暮れ時、サンセットを眺めながら2人きりでディナーなんてとってもロマンティック。ハネムーナーにはかなりおすすめです。

モルディブ2日目写真09モルディブ2日目写真10

その後、サンセットクルーズ(US$60)に参加。ドーニにてインド洋に沈む夕日と夕焼けを楽しむエクスカーションである。
運が良ければイルカに遭遇できるかも!と聞いていたので、とても楽しみにしていた。
イルカはとても人なつっこくてサービス精神が旺盛な様で、クルーズ船について来て一緒にぴょんぴょんと泳いでくれる事もあるそうだ。
最初のうちは船内の席に座っていたが、サンデッキに出てイルカの登場を待つ事にした。
サンセットクルーズって静かにゆっくりと船が動いているイメージがあったけど、船はけっこうスピードを出していて、上下に揺れてスリル満点。
ちょっとしたジェットコースターみたいで面白い!!!
荒波の中、イルカの姿を是非とも写真におさめたいと思い、カメラを構えて、足元を踏ん張りながら気合を入れシャッターチャンスを狙っていた。
とその時'キャーすご~い。かわいい!!!'と言う歓声が聞こえてきた。
イルカが登場したようだ!!!どこっどこっ???とカメラを構えるのをやめ歓声の方に視線を向けたが、一歩遅れてしまったようだ。
2頭のイルカが大きいジャンプをお披露目してくれたそうだ。写真におさめるまでもなく、決定的瞬間、イルカの登場を見逃してしまった...(涙)。


クルーズ後は、リゾートのビーチにてロマンティックなディナー。料理はコースだった。
前菜・かぼちゃのスープ・メイン(魚又はチキン)・デザートはブリュレで、正直言って食事はそんなに期待してなかったが、どれもとても美味しかった。
海辺で開放的な雰囲気で食事を取る事ができ、夕食も優雅な気分を満喫することができた。夜は涼しい風がそよそよと吹いていてとても心地が良い。
天気が良かったので、空には満天の星。南十字星を目の前にとても近くに見る事ができた。
とその時、空に大きく輝くものがす~っと横に大きく移動した。飛行機!?いや夜は飛行機が飛ぶはずがない。流れ星だ!!!。
降って来そうなほどの大きな星。空がとても近く感じ、地球が丸いという事をあらためて実感できるような星空だった。
とてもキレイな星空。この感動はずっと忘れない。


食事の後は部屋のサンデッキで、一杯飲む事にした。説明が遅くなったがモルディブはイスラム教が国教で、宗教上、飲酒は禁止されているが、リゾート島と空港のあるフルレ島のホテルは例外で、旅行者は自由にアルコール類を楽しむ事ができる。
真っ暗だが、夜の海の音を聞き、おだやかで涼やかな風を受けながら飲むビールは最高だろうなと思う。実は私、アルコールが全くダメでソフトドリンクを飲みながらそんな事を考えていた。
モルディブ到着後、実質1日しか過ごしていないが、時間の流れがゆっくりしているせいか、1週間位滞在しているような気分になる。

ソネバギリ最後の夜。このままずっと滞在していたいと本気で思った。

1日目

伊丹空港からJAL152便にて成田空港へ。08:40分ほぼ定刻通りに出発。座席は、エコノミークラスを予約したのだが、何故かスーパーシートに指定されていた!!ラッキー!全席スーパーシート?とも思ったが、後で確認したところ、90席ほどがスーパーシートの設定になっていたようだ。
周囲の中高年のビジネスマンや、年配のスーパーシート慣れしているおじさま方を横目に、か~なり浮いていると自覚しつつも1時間の空の旅を満喫する。JAL152便のスーパーシートはリクライニング機能も充実していて、ひじかけに付いているボタンで座席の角度を自由に調整する事ができる。足の長さに合わせてシートの長さも調整でき、ほぼ180度に近い角度にリクライニングするので、長いフライトでは快適に過ごす事ができる。
もちろん、前方背もたれには、パーソナルTVがついており映画やゲームを楽しむ事ができる。あっと言う間に1時間が過ぎてしまった。


今回の旅行で利用した航空会社はスリランカ航空。成田からマーレへは週2便(月・木)直行便が運行しており、マーレから成田へは週2便(日・水)直行便が運行している。週1便(往路土・復路金)はコロンボ乗り継ぎのマーレ行きの便が運行していて、私が参加した日程では往復とも成田からマーレ間は直行便だった。
スリランカ航空を利用するのは今回初めてだったので、機内の様子や機内食はどんなものが出るのかとても楽しみにしていた。
搭乗した座席はエコノミークラスで2席4席2席の並びとなっていた。機材も新しく、座席にはプライベートTVやフットレス(足置場)も付いていて乗り心地は良かった。
スチュワーデスさんはスリランカの民族衣装を身にまとい、機内の中からスリランカの雰囲気を漂わせている。日本人スタッフは1人もいないようだったが日本語を話せる乗務員も搭乗しており安心である。
座席はほぼ満席で、マーレ行きの日本人のハネムーナー風カップル、コロンボ行きの観光客らしい熟年の方、うって変わってサーファー風のグループなどが目についた。サーファー風の方はモルディブでダイビングをするのかと思いきや、スリランカでサーフィンを楽しむとの事だった。スリランカにはとてもよい波があるサーフィンスポットがあるらしい。


搭乗後、約 30分後に飲み物のサービスが出てきた。アップルジュースを頼む。飲み物と一緒におつまみが出てきた。おつまみはスリランカらしいピリ辛味のスナック菓子でけっこう美味しかった。次の機内食まで時間があったので座席についているゲームを楽しんだ。ちなみにテトリスである。
TV番組や映画も何本か放送されていて(そんなに新しい内容のものでもなかったが)、子供チャンネルもあり充実していた。
搭乗後、約1時間30分後、機内食が出てきた。メイン料理がチキンかビーフのいずれかを選ぶ事ができる。
チキンはカレーライスがついており、ビーフはデミグラスソース風味でパスタがついていた。メインの料理の他にパン・チーズ・サラダ・デザートがついている。2回目の機内食のメインは焼鳥丼。メイン料理の他に、サラダ・デザートがついていて意外に美味だった。
心配していた飛行機の揺れも全く感じず、約9時間30分の搭乗を終え、マーレ空港に到着。
現地時間で夜の19:00頃。大幅な遅れもなく、ほぼ定刻通りに到着した。


到着時、マーレは完全に日が落ちていて夜になっていた。赤道近くの国だけあって、夜でもかなりの暑さを感じた。
日本との時差は4時間でモルディブの方が日本より遅れている。大した時差ぼけを感じる事もなかった。
マーレ国際空港。この空港は首都マーレのすぐ隣にあるフルレ島にあり、正式名称はマーレ・フルレ国際空港という。
タラップを降り、歩いて到着ロビーへと向かう。かなり小さい空港だ。空港建物の左側にARRIVAL(到着)という表示がある。
入口に入るとすぐに入国審査だ。特に混み合ってはいなかったが、お国柄か入国審査官がけっこうのんびりしていた。
すでに機内で記入していた入国カードとパスポートを一緒に提出した。特に質問もなく入国スタンプを押され入国審査は終わり、続いて健康審査があった。SARS対策である。こちらも機内で渡されて記入したアンケートを渡した。問題があれば色々と質問をされるようだ。難なく通過。
次は飛行機に預けた荷物の受け取りで、入国審査のすぐ先にターンテーブルがある。荷物を受け取ったら税関へ。税関審査はけっこう厳しくきちんとしている印象を受けた。
税関を抜けた出口で旅行会社のガイドさん達が出迎えており、右へ行くとリゾートごとの小さなカウンターが並んでいる。
本当に小さな空港なのでほとんど迷う事はまずないだろう。その後はホテルへの船が出る桟橋に案内された。
空港からマーレ、マーレから各島を行き来する一般的な足として活躍しているのが、ドーニ。アラブのダウ船の流れを汲む伝統的な木造船である。
スピードボートはリゾートとマーレ空港の行き来によく使われている。その他の移動方法は水上飛行機。水上飛行機は夜に出発する便がないのでマーレ(あるいは空港ホテル)にて1泊して翌日リゾートに移動する。
空港から桟橋は歩いてすぐの所にあり、荷物と一緒に私達もボートに乗り込む。外は真っ暗だが、海の透明度だけはよく分かる。


潮の香りがしてやっと憧れのモルディブに到着したという実感が少し得られる。ふと、明日の朝起きた時の景色を想像してワクワクする。
1泊目の宿泊地はソネバギリ・リゾート&スパである。北マーレ環礁に位置する2002年5月にオープンしたばかりのリゾートである。
移動のスピードボート内ではドリンクも出てすっかりリゾート気分。靴と靴下も脱いで超リラックスモード。
とその時、遠くにイナ妻が光った。モルディブは4~6月が雨季で、1日1~2回スコールに見舞われる程度でそれ以外は晴れている事が多いが、まれにしとしとと何日も雨が降り続く場合もあると聞いている。明日からの天気を心配しつつ、リゾートに到着。
ソネバギリの桟橋到着後、館内の説明を受けながら客室へ案内された。その後、ボートに残しておいた荷物が届く。ポーターへチップを渡す。
荷物1個につきUS$1が目安だ。

モルディブ1日目写真01
モルディブは1島1リゾートで、ほとんどの島が1周歩いて数分。大きいリゾートでも40分程度と言う小さな島々からなる国である。
ここソネバギリの島1周は徒歩約10分である。全室水上コテージで客室数は44室。レストラン、バー、レセプション、テニスコート、プールからなっている。リゾートごとにリゾート時間というものがあり、ソネバギリはモルディブより1時間早めに設定されている。なんでもお客様にゆったりとした時間を過ごして頂くためだという。ちなみにソネバギリには日本人スタッフが3人いる。日本からのお客様が宿泊している客室から電話でフロントに連絡した場合、自動的に日本人スタッフに電話がつながるシステムになっているとの事で、言葉が心配な人でも安心である。

モルディブ1日目写真02
私達の宿泊した部屋はヴィラスイートで、なんと210m2もある!ガイドブックなどでは110m2となっているが、110m2の割には広すぎないか?となり、サイズを計り直して間違いに気付いたらしい。部屋のタイプはヴィラスイートの他に、250m2のレジデンス、島と桟橋でつながっていない海の上に完全独立型に建っているクルーソーレジデンスがある。
部屋に入った瞬間『わぁ、広~いっ!』と驚いた。部屋にチェックインした時間は夜も遅かったが、嬉しくなって部屋の中をうろうろする。
ヴィラスイートは1階のドアを入って左にある部屋がベッドルーム、中央がリビングルーム、右手がバスルームになっており、2階にはサンデッキというとっても豪華な造りになっている。
リビングルームから降りられるサンデッキもあり、目の前には海が広がっている。海に面したバスタブもあり、海に入った後、お昼にのんびり海を見ながらお風呂に入ったら最高だろうなぁと思った。バスルームの先に独立シャワーブースもある。
次にアメニティをチェック。石鹸・シャンプー・リンス・タオル・歯ブラシ(リクエストベース)・ドライヤーなどである。入浴剤もあった。なかなか気が利いている。室内はベッドルームにエアコン、TV、セフティBOX、冷蔵庫、コーヒーメーカーなどがある。


長いフライトで疲れている(?)にもかかわらず、階段を駆け上がって2階のサンデッキにあがった。こちらも広~いっ!!10人位でちょっとしたパーティができそうな広さだ。サンデッキには木のベッドもあり、大の字に寝転がってみたら、とても気持ちよかった!
明日の部屋からの景色を楽しみにしながら、就寝。
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