海外旅行体験記 ∼ お客様やスタッフの、現地滞在レポートをご紹介!

3日目

いよいよワークショップ当日。 9時半~18時半まで、ヴェネチアを州都とするヴェネト州の各地のツアーオペレータ、宿泊施設、その他旅行関連サービス業者との商談を行います。
各国、エージェント毎にデスクが用意されていました。

▲弊社用デスクの看板 ▲会場の様子

あらかじめアポイントが取られている状態で、15分刻みに各サプライヤーの方が我々バイヤーのデスクにいらっしゃいます。
初めての経験で戸惑いも多かったですが、有益な情報を得ることができ、このような大きな商談会に参加できたことは自分にとっても大きな経験になりました。


ワークショップ終了後は、場所を移し、参加者全員でガラ・ディナーを楽しみました。

▲ガラ・ディナーの様子

怒涛の一日が終わり、疲労がどっと押し寄せた夜...。
日本から持ってきたお味噌汁で元気回復。
明日はヴェネチアを離れ、ヴェネト州の魅力をより深く知るためのエデュケーショナルツアーに出発です!

2日目

6時半に起床。梅雨で湿っぽい日本とは違い、すがすがしい朝です。

▲昨日はわからなかったけどシービューのお部屋でした

今日は予備日のため、終日フリータイム!
1日でヴェネチアを効率よく回るには...しばしガイドブックとにらめっこ。
大体のルートを決めた後、朝食会場へ。
ビュッフェは種類が豊富、フルーツも新鮮でGOOD!

▲野菜があればよかったかな~

偶然、成田空港からの参加者の一人Sさんに出会い、初対面ながらすっかり意気投合♪
ヴェローナへ視察に行くと言うので、弊社のツアーで設定している街でもあるし、私もご一緒することにしました。
早速ルート変更、なんとも行き当たりばったり(笑)。
列車の時間に合わせ、13時半にサンタ・ルチア駅で待ち合わせすることにし、ホテル視察をする彼女とはそれまで別行動です。

▲ホテルの外観

Hilton Molino Stuckyはジュデッカ島にあるので、本島のサン・マルコ広場までホテルのシャトルボートを利用します。
シャトルボートは8時~25時まで1時間に2~3本出ていて便利。

▲ホテル前にボート乗り場がある ▲ホテル対岸の様子

いよいよ本島に上陸♪

▲たくさんの観光客でにぎわっている

待ち合わせ時間まで3時間ちょっと、サン・マルコ広場周辺を散策し、憧れのカフェ"Florian(フローリアン)"でタルトを食べて、リアルト橋からヴァポレットで移動、合間にお土産探しができれば十分かしら!?と、いいかげんにルートを決めて散策スタート!
まずは、ガイドブックでチェックしていた、サン・ザッカリア教会近くにあるアンティークビーズのお店へ。
路地に入ると...水路、ゴンドラや生活物資を運ぶ船、中世の面影残る石畳...絵になる風景がそこかしこにあり、改めてヴェネチアにいることを実感。

夢中で写真を撮っていると、アレ、ここはどこー!?
はい、見事に迷ってしまいましたー。
さすが「水の迷宮」...地図を見ても、お土産屋さんのご主人や売店のおじちゃんに道を尋ねてみてもよく分からない...。

▲さまよい中...

あきらめの悪いワタクシ、ぐるぐるグルグル40分程同じような道を歩き続け、ようやくお店に到着。
皆さん、ヴェネチアでは地図はあってないようなもの、ガイドブックに載っていない自分だけのお店を探してやる!くらいの意気込みで挑みましょう(涙)。
お土産屋さんをはしごしながら、サン・マルコ広場へ戻ります。

▲カラフルなグラス類 ▲かわいいピアスは5ユーロ前後で買えちゃいます♪

サン・マルコ広場は、かのナポレオンが「世界でもっとも美しい広場」と讃えた場所。
近年では高潮で水浸しになっている映像をよく目にしますが、世界遺産にも登録されているヴェネチアを象徴する広場です。

▲サン・マルコ寺院と大鐘楼 ▲広場の中は人・人・人...

休憩も兼ねて、カフェ"Florian(フローリアン)"へ。
学生時代にカフェ文化について研究していた私、1720年創業のこのイタリア最古のカフェでお茶をするのが夢だったんです...!

▲ご覧下さい、この厳かな雰囲気を ▲オープンテラス席では生演奏も楽しめます♪

早速オープンテラス席に陣取り、タルトとレモンジュースを注文。
(暑すぎてジュースにしましたが、カフェラテ発祥のカフェですので、皆さん是非カフェラテをご賞味下さい!)

▲タルトとレモンジュース

ゲーテやバイロンといった歴史上の人物に愛されたカフェ、時を越えて自分も同じ場所にいるということに感動を覚えます。 タルトもとっても美味☆
だがしかし!!お会計してみてビックリ、異常に高い!!!
タルトとレモンジュース&サービス料・オープンテラス席代でおいくらだったと思います?
...28ユーロでした(泣)。
日本円で3千円超え。ちーん...。
まぁ「旅の思い出...プライスレス」ってことで、よしとするか、な。


サン・マルコ広場を後にし、リアルト橋へ。

▲"PER"は「~行き」の意味。建物や
路上にこんな標識があり、目印に
▲狭い路地を行く

10分程路地を進むと、賑やかな通りへ出て...。

▲露店が並ぶ ▲もちろん仮面も売ってます!

カナル・グランデ(大運河)にかかる、ヴェネチアで一番有名な橋・リアルト橋に到着です!

▲旅行パンフレットなどにも登場するリアルト橋

この周辺はお土産屋さんが軒を連ね、また魚市場が近いため新鮮な魚介類が食べられるバーカロ(居酒屋)やレストランが集中しているそうで、たくさんの観光客で賑わっていました。

▲カナル・グランデ沿いにもたくさんのレストランが並ぶ

ここからはヴァポレットでサンタ・ルチア駅へ向かいます。
ヴァポレットとは水上バスのことで、ヴェネチア市民の生活の足。
うまく使いこなせるかな!?と若干不安でしたが、私でも簡単に乗ることができました。

サンタ・ルチア駅に無事到着。

▲ヴェネチアの陸の玄関口、サンタ・ルチア駅 ▲駅前の橋上から見たカナル・グランデ

Sさんと合流し、早速切符を購入。
ヴェネチアからヴェローナまでは、ユーロスター・イタリア2等利用で往復40ユーロでした。
券売機で購入することも可能です。
構内を抜けると、すぐにホームが。

▲構内の切符売り場  

日本のように改札はなく、検札は車内で行われます。
電光掲示板で乗車する列車のホームを確認後、ホームへ。

  ▲再度電光掲示板で確認! ▲列車を前にテンションが上がる私たち

日本では当たり前の出発時アナウンスなどございません!
乗り遅れのないよう、余裕を持って列車に乗り込むことをおすすめします。

▲スーツケースは荷物置き場へ ▲2等の車内はこんな感じ。
座席はコンパートメントになっています。

15時20分、サンタ・ルチア駅を出発。
『ロミオとジュリエット』の舞台として有名な街・ヴェローナまでは約1時間10分の道のりです。

⇒ 
▲しばらくは海が見えていましたが...   ▲気が付けば田園風景が広がっていました
⇒  ⇒ 
  ▲こんな風光明媚な景色を通り過ぎ...   ▲ヴェローナ・ポルタ・ヌオバ駅到着!

ヴェローナ・ポルタ・ヌオバ駅からはタクシーで街の中心まで移動しました。
約10分でエルベ広場に到着。
ここから歩いてすぐのところに、ジュリエットのモデルとなった娘が住んでいたと言われる旧カプレーティ家があります。

▲入口はこんな感じ。一度通り過ぎてしまった...!

見上げると...かの有名なバルコニーが!!

▲「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの。」

前庭にはジュリエッタの像もあります。
んん?観光客が並んで像の右胸を触ってる!?
どうやら、右胸に触れると幸せになれるというジンクスがあるらしいのです。
私もばっちりお胸を拝借(笑)。

▲どおりで右胸だけてっかてか! ▲前庭にはたくさんの観光客が

さすが「愛の都」ヴェローナ、壁一面に愛の言葉が書き込まれていました。

▲でも落書きだよね...!?

帰りは徒歩で駅まで戻ることに。
意外にブランドショップやハイセンスなお店が立ち並んでいて、ウィンドウショッピングしながらの街歩きも楽しい♪

▲エルベ広場の様子 ▲高級感漂う通りを歩く

10分程でブラ広場に到着。
ここには、夏には野外オペラが催されるローマ時代の円形劇場・アレーナがあります。
コロッセオに次ぐ規模を誇り、ほぼ完全な形で残っているそう。

▲アレーナの最上階からは市内を一望できる

ブラ広場から駅までは歩いて20分程でした。
17時57分発のユーロスターでヴェネチアに戻ります。

▲ホームにて ▲列車がやって来た

たった1時間30分程の滞在でしたが、ヴェネチアとはまた違った魅力のある街を散策でき、実に有意義な時間でした☆
Sさんに感謝!
今年の5月に『ジュリエットからの手紙』という映画が公開されたこともあり、今注目のヴェローナに1dayトリップに出かけては?


20時20分サンタ・ルチア駅に到着後、ヴァポレットでサン・マルコ広場へ移動。

▲サンタ・ルチア駅をバックに ▲ヴァポレットの中はこんな感じ

20時を過ぎているのにまだまだ明るい。
せっかくだし、ちょっと奮発して有名店で夕食を食べることにしました。
サン・マルコ広場から徒歩約10分のところにある"ANTICO MARTINI(アンティコ・マルティーニ)"というレストランです。
メニューを見てもどんな料理か想像できない感じだったので(笑)、ボーイさんにおすすめを聞き、二人でシェアすることに。

▲まずはワイン! ▲アドリア海の恵み・魚介のサラダ ▲何のパスタか??ですが(笑)くせになる味♪
▲ボーイさんが切り分けてくれた
白身魚とズッキーニのフライ
▲最後にカプチーノ

さすが著名人も訪れる名店、どの料理もとてもおいしかった!
日本人好みのあっさりした味付けが気に入りました☆
ただ、やっぱり高級店なんですねー...しめて一人70ユーロ(日本円で約8,400円)のお支払い。
本日2回目の「旅の思い出...プライスレス」。
お子ちゃまには贅沢な夕食でしたが、おすすめできるレストランです。
できれば少しドレスアップしてお出かけ下さい!

▲レストランの外観

はぁ...長く濃い一日だったな。
明日は丸一日ワークショップ、一抹の不安を胸におやすみなさい...。

1日目

イタリア・ヴェネト州国際観光見本市・ワークショップ(Buy Veneto)が開催される、ヴェネチアへ!
日本からの参加者は全員で6名ですが、関西空港発着は私一人...。
明日は予備日、ワークショップは3日目なので、皆さんに会うまでは一人旅です。
さすが新婚旅行のメッカ・イタリア。
四方八方ハネムーナーさんに囲まれ、アリタリア航空793便でまずはイタリアの玄関口ローマへ
(定刻より20分遅れで13時25分関西空港出発)。

▲搭乗した飛行機

座席幅はちょっと狭いかな...。

▲機内の様子 ▲機内食

機内食はこんな感じ。
ちなみに、ハネムーナーミールを事前にリクエストしておくと、ハート形のケーキ付の機内食を用意してもらえますよ♪

途中、おにぎりまたはサンドイッチのサービスがありました。
到着の一時間前に2回目の機内食が出て、まもなくローマ到着です!


定刻より40分早い18時20分、ローマ・フィウミチーノ空港到着。
タラップを降りると連結バスが待機していて、ターミナルへ移動です。

▲タラップを降り連結バスに乗車

ターミナルに入るとすぐに、パスポートコントロールがあるので、「NON EU」の列へ。

▲パスポートコントロールの案内 ▲パスポートコントロールの案内

スタンプ押されるだけで、質問等もなく、とてもスムーズ。
さぁ、ヴェネチア行きの国内線出発までは約3時間あるし、
一人旅のお客様も安心できるような乗継ぎのレポートをしなくては~!と、 はりきって進んでいた私ですが...。
ん??気が付くと、バゲッジクレーム。

▲フィウミチーノ空港内の様子

あれ!?乗継ぎの案内がない!!
しばしさまよう。うろうろうろうろ。しかし一向に乗継ぎの標識が出てこない...。
困った時は空港職員に聞くのが一番、とアリタリア航空のお姉さんに尋ねたところ、
「今いるターミナル(T3)から外に出て、左に向かえば国内線ターミナル(T1)があるから、
その1stフロアへ行け」と冷た~く教えてくれました。
ということで、間違ったみたいです、私。

後で成田空港からの参加者に聞いたところ、ターミナル内で繋がっていたということでした。
ローマで乗継ぎされる皆様、お気を付けくださいまし。
でも、ま、個人旅行にトラブルはつきものだし、最終的に到着できればOKでしょ!と気を取り直して...国内線ターミナルへ向かいます。
(乗継ぎ時間が十分にあってよかった~...。汗)

▲一旦空港の外に出て... ▲国内線ターミナル(T1)へ

関西空港でのチェックイン時に国内線の搭乗券も出ているので、ここでは手荷物のセキュリティチェックのみ。

▲国内線ターミナルのセキュリティチェック場

ゲートを確認して、飛行機に乗り込みます。

▲掲示板で必ず確認しよう! ▲国内線ターミナル内の様子 ▲搭乗した飛行機

アリタリア航空1483便にて、ヴェネチアへ!(21時05分ローマ・フィウミチーノ空港出発)
約1時間のフライト中、ドリンクサービスが1回あります。
途中、ようやく日が沈む...。

▲機内より

さぁ、いよいよヴェネチアに到着!!

ヴェネチアを訪れるのは今回初めてです。
あの風光明媚な景観はテレビや雑誌などで目にする機会も多く、もちろんツアーのお申込みもたくさん頂戴するこの街に、
どうしても一度は来たかった。
そんな憧れの地に実際足を踏み入れることができる幸せを思えば、長旅なんてなんのその!
ヴェネチア・マルコポーロ空港到着後、スーツケースをピックアップして出口に着いたのが22時20分頃。
Buy Venetoのスタッフの方が待っていてくださり、車で約5分の水上タクシー乗り場へ。

あたりは当然真っ暗で、個人旅行のお客様が夜遅く到着した場合、路頭に迷われる方はいないだろうか...と心配になります。
送迎を追加するのが無難かなぁ...などと考えつつ、スタッフの方とお別れし、専用ボートでホテルへ。
(空港~本島間アクセスは後程ご案内しますね。)

▲ボートの中より。後方の明かりは水上タクシー乗り場のもの

ホテルまでは30分程とのこと。
水しぶきを上げながら、暗い海上をボートは進みます。
潮のにおいを感じ、「水の都」に来たのだと実感。
水平線上にかすかに見えていた本島の明かりがだんだんと近づいてくる様子にテンションが上がります♪
お兄さんのボート捌きに目を奪われていると、気が付けばお城みたいな外観の建物が!

▲ボートを運転するお兄さん ▲あらイケメン☆

宿泊するホテル"Hilton Molino Stucky"へ無事到着。
ワークショップもこのホテルで行われます。
チェックインを済ませ、お部屋へ。
さすがのヒルトン、ベッドルームもバスルームも広々、アメニティ充実♪

▲寝心地最高☆のベッド ▲湯沸しセットももちろんございます。
▲バスルーム ▲アメニティグッズ。
歯ブラシは各自ご用意下さい。
▲バスローブもあるよ

明日に備えて...おやすみなさーい☆

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