2011年7月 4日
関西空港に無事到着。
湿気が身体中にまとわりつく感じ、帰ってきたんだぁ...と改めて実感。
あっという間の一週間でした。
学生の時に貧乏旅行をして以来2回目のイタリアは、また違った印象を私に与えてくれました。
「水の都・ヴェネチア」その名の通り、水路と街が一体となっている様子は、世界にここだけのロマンチックで美しい景観でした。
ドロミテ渓谷の玄関口コルティーナ・ダンペッツォでは、その雄大な自然にただただ圧倒されました。
同じヴェネト州にありながら、全く異なる二つの街に滞在でき、本当に充実した時間を過ごすことができたと思います。
日本人旅行者はとかく駆け足で主要都市を巡る傾向がありますが、ドロミテ渓谷のような自然に触れることもできるイタリア、まだまだ奥が深いです!
水がきらめくヴェネチアの風景、コルティーナの抜けるような青空、おいしい食事やワイン(もちろん高額タルトも(笑))、おおらかで明るい現地の方々、ワークショップ参加者のみんなの笑顔...たくさんの思い出を胸に、また明日からがんばります☆
魅力満載のヴェネト州へ、皆さんもぜひお出かけ下さい!!
2011年7月 3日
いよいよ帰国の日。
フライト時間に合わせ、5時半にホテルを出発。
名残惜しさを感じつつ...最後に山のすがすがしい空気をめいっぱい吸い込んで、バスにて一路ヴェネチアへ。
すっかり寝入ってしまい、気が付くと5日前に到着したマルコポーロ空港に到着していました。
何だか、現実に引き戻された感じ...(涙)。
国内線の出発は10時45分。
時間があるので、到着した時に暗くてわからなかった船着き場をチェックすることにしました。
まず、空港出口を出るとすぐに、バス乗り場があります。
左方向に進むと、屋根のある歩道が見えます。
この歩道を10分弱歩くと...水上タクシーやAlilaguna(アリラグーナ社)の船乗り場があります。
ここで、改めて本島へのアクセス方法をご紹介します!
空港内はたくさんの旅行客でごった返していて、チェックインカウンターも長蛇の列...。
空港へは早目に到着する方が無難かも。
スルーチェックインが可能なので、関空までの搭乗券を受け取り、またスーツケースは関空まで運ばれます。
手荷物のセキュリティチェックを受け、ゲートへ。
アリタリア航空1472便にて、ローマへ(10時45分ヴェネチア・マルコポーロ空港出発)。
ローマ・フィウミチーノ空港到着後、成田へ帰る仲間と最後の食事を楽しむ。
別れを惜しみすぎて、最後の搭乗者になってしまいました(汗)。
たった5泊とはいえ、とても濃い時間を共有したみんなとのお別れは寂しかった。
この場を借りて...本当にありがとう!!
充足感を胸に、アリタリア航空792便にて関空へ!(14時05分ローマ・フィウミチーノ空港出発)
2011年7月 2日
昨日とは打って変わっていい天気!!
う~ん、気持ちいい。
今日は、チンクエ・トッリという場所へショートトリップの予定です。
山へ行くのに天気が悪かったら嫌だな~と思っていたので、晴れて皆テンション高め(笑)。
バスに乗って、いざ出発!!
コルティーナの街から30分程でリフト乗り場に到着。
バスを降りると...何とも開放的な景色が広がっていました。
ここから先は目にした景色すべてが感動で...。
言葉で表そうとするともはや「すごい」しか出てこないため、写真メインで参ります。
まずはリフトに乗って、標高2,225メートル地点にあるスコヤットリ小屋へ。
振り向くと...巨大な岩がそびえ立っている!
これこそが、チンクエ・トッリでした。
イタリア語でCinque Torriと書きますが、文字通り「五つの塔」という意味。
元々は一つの大きな岩だったものが、粘土質の基盤のもろさにより崩れ落ちた、とされているそうです。
このチンクエ・トッリ、有名なロッククライミングポイントとのこと。
ここから、標高2,416メートル地点のアヴェラーウ小屋までトレッキングスタートです。
砂利道で滑りやすいですが、アヴェラーウ小屋までのトレッキングなら普通のスニーカーで十分。
おしゃべりしながら歩いていると、あっという間にアヴェラーウ小屋到着!
本来ここまでの予定でしたが、私たちさらに上の山小屋まで登ることにしました。
本格的な山登りスタイルの人も多く、スニーカーに肩掛けカバンという私、かなり場違い...。
(案の定、復路ずっこけました...。)
言葉少なに登ること30分くらいでしょうか、山小屋手前に雪が残っている箇所が。
山小屋到着!
頑張ったかいのある、絶景が広がっていました。
ここに来てよかった、と心から思えるひと時でした。
360度見渡す限りの大自然は、大げさかもしれないけれど、
前向きに頑張って生きていくぞという活力を与えてくれたように思います。
充足感を胸に、下山。
スコヤットリ小屋まで戻り、昼食です。
小屋とあなどることなかれ、ここの食事はヴェネチアの高級レストランに引けを取らないおいしさでした♪
特別に用意してもらったパンナコッタ。
チョコレートがけ、コーヒー風味、ノーマルの3種類で、これ今回の旅で一番おいしかったかも(笑)。
食後に、アルコール度数40度超えのグラッパを味見。
喉が焼ける~!!
最後にチンクエ・トッリをバックに記念撮影。
思い出を胸にリフトで下界に戻ります。
ホテルに戻り、しばしお仕事。
ホテル、送迎会社などの方とプチ商談会を行いました。
その後、現地アシスタントのマヌエラさんのご家族が経営するホテル&レストランの見学へ。
観光客だけでなく地元の人にも人気のレストラン"RISTORANTE PONTEJEL"、外観も可愛らしい☆
今夜は、町のピッツェリアでさよならパーティー。
そういえばピザ食べてなかったなぁ...。
おいしい食事とすっかり意気投合した仲間に囲まれ、最高にハッピーな気持ちで最終日を締めくくることが出来ました。
明日はいよいよ帰国です。
2011年7月 1日
午前中はフリータイムなので、サン・マルコ広場周辺を再度散策することに。
9時のシャトルボートで本島に渡り、まずサン・マルコ広場の大鐘楼へ!
大鐘楼の見晴らし台は360度の眺めを楽しめる人気のビュースポットとのこと。
入口で入場料8ユーロを支払い、見晴らし台までエレベータで行くことができます。
なるほど、島の位置関係がよく分かる。
その後、お土産探しがてらサン・マルコ広場周辺をブラブラ。
水路をゴンドラが行き交います。
ゴンドラから眺める街の風景はまた違うだろうから、私も乗りたかったんだけどなぁ~...。
いつ来られるかわからないけど、次回のお楽しみにしよっと☆
ここで、私が訪ねたお店をいくつかご紹介しましょう。
ブランドショップももちろんたくさんありますが、せっかくなのでヴェネチアらしいものをGETしたいですよね!
■Glassdream(グラスドリーム)
住所:San Marco 633, Calle Specchieri
電話:(041)5228589
ヴェネチアン・グラスの専門店。日本への発送もしてくれます。
■Astolfo(アストルフォ)
住所:Mercerie, San Marco 738
電話:(041)2960640
ムラーノ島で手作りされたビーズを使ったアクセサリーやバッグが充実♪
■Biblos(ビブロス)
住所:San Marco 2087, Via 22 Marzo
電話:(041)5210714
マーブル紙やムラーノ・グラスを用いた文具、小物はお土産にぴったり♪
ショッピングを満喫し、集合時間ぎりぎりにホテルへ。
ヴェネチアを後にし、エデュケーショナルツアーに出発です!
ヴェネト州の各地をより深く知るための14のコースが用意されていて、参加者は出発前に希望のコースを選びました
ヴェネチアとは全く違う雰囲気の街に行きたかったので、私は「MOUNTAINコース」をチョイス。
ヴェネチアの北、オーストリアとの国境付近に広がる、ヨーロッパ最後の秘境とも称されるドロミテ渓谷への旅です♪
2009年にユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されたことでも注目のエリア。
今回は、その拠点となる街の一つ、コルティーナ・ダンペッツォに滞在。
夏はハイキング拠点や避暑地として、冬はスキー拠点としてにぎわうリゾート地です。
どんな雄大な景観が私たちを出迎えてくれるのだろう...わくわくどきどき☆
ホテルより船でトロンチェット(バスターミナル)へ移動。
コース毎にバスに乗り込みます。
コルティーナ組は全部で14名、イギリス、ロシア、スロヴァキア、ブラジルなど国際色豊かなメンバーでいざ出発!
1時間も走ると...車窓には山の景色が!
小さな街をいくつか通り過ぎ、ハイジの世界を思い出すような山小屋風の家々は色とりどりのお花で飾られている。
車窓から見える山々がだんだんと荒々しい感じになってきた。
ヴェネチアから約3時間、いよいよコルティーナ・ダンペッツォ到着です!!
標高が高い分少し肌寒いけど、澄んだ空気に癒される~。
本日の宿泊ホテルは、4ツ星ホテルの"HOTEL SPORTING VILLA BLU"
街の中心からは少々離れていますが、山小屋風の可愛らしい外観でステキ。
お部屋もシンプルだけど広く、清潔で申し分なし!
荷物を置き、テラスに再集合して、ウェルカムドリンク&お菓子を頂きながらプレゼンテーションを受ける。
その後夕食までフリータイムだったので、街の散策に出かけました。
街のメインストリートは終日歩行者天国になっているコルソ・イタリア。
カフェやレストラン、お土産屋、スーパーなどひと通り揃っています。
木のぬくもりが感じられる建物が立ち並び、ゆったりと時間が流れているような街の雰囲気に心が和む...。
やはりリゾート地、ごみひとつ落ちていない綺麗な街という印象。
今日7月1日はちょうど夏の観光シーズンスタートの日ということで、イベントが行われていました。
スーパーでお土産のお菓子など買い込み、またのんびり歩いてホテルに戻ります。
時間の流れがスローで、ここにいると何かと気忙しい日本での生活が馬鹿らしくなってきますねぇ...。
夜はホテルレストランにて全員でディナー。
その前にイタリア式"aperitivo"(=夕食の前に軽くお酒を飲み、つまみを食べながら、
友人や同僚達と楽しく過ごすという、陽気なイタリアならではの習慣)を楽しむ。
ディナーは一人ずつメニューを選ぶことができ、大満足の内容でした♪
会話も弾み、楽しい時間だった~☆
幸せな気分で就寝。