
2003年3月17日
成田到着の1時間くらい前まで寝ていた。目を覚まし、窓の外を見ていると、富士山を見ることができた。
成田-羽田間の移動はリムジンバス(3,000円)が最も便利であるが、予約している羽田15:50発のNH147までは時間があるので、京成スカイイナー(1,920円)で上野まで行く。京成上野駅からJR 上野駅までの徒歩移動の5分間、東京ミニ観光。最近の東京は来るたびに巨大なビルがどんどん増えているという印象があるが、ここ上野は自分の学生時代の様子と全く変わらない。2003年3月16日
[機中泊]

車に乗り、海岸沿いに出てを北上するとすぐにコロンボ市内に入る。
左手にアメリカ大使館、イギリス大使館を見過ごし、右手すぐ日本人に人気のホテルの1つランカ・オベロイ・ホテルを視察する。
続いて宝石店へ。アジアのどこの国へ行っても、宝石は名産品として必ず現地ガイドが薦めるが、ここの宝石は本物である。紀元前10世紀、ソロモン王がシバの女王のハートを居とめるのに使ったルビーにはじまり、様々な国がこの国を支配してきた歴史の原因のひとつは豊かな宝石の産地としても魅力であった。チャールズ皇太子がダイアナ姫に贈ったスリランカ産ブルーサファイアの婚約指輪が、宝石の産地としてのスリランカを有名にした。主な産出石は、ブルーサファイア、アアレキサンドライト、キャッツアイ。

空港近くのエアポート・ガーデン・ホテルで車を停める。タージグループのこのホテルは敷地が広く、建物自体は古そうであるが、落ち着きがあって良い雰囲気である。トイレを拝借して、日本帰国の為、冬ものの服装に着替える。
まず全ての荷物と身体のセキュリティーチェック。通路を通って建物に入ると出発のロビー。数店のみやげ店がある。ここまたはチェックイン手前に出国カードが置いてある。
チェックインカウンターに並ぶ。途中ポーターが割り込んできて気分を悪くしながらもやっと自分の番が来る。
19:30カウンターに行くとさきほどの係員はいない。他のスタッフに「19:30に私の搭乗券をもらえるはずなのだが」と言うと、「まだ渡せない」といわれる。「いつもらえるんだ?」と怒って聞くと「いつという約束はできない」と返ってくる。そこからカウンターでひたすら交渉し続けるがなかなか搭乗券を渡そうとしない。
2003年3月15日
[ベントータ/ベントータ・ビーチ・ホテル泊]
広大な草原をひたすら走る。途中孔雀や様々な種類の鳥を観ることができる。孔雀は朝だけ木の上にとまり、昼間は地面にいるそうである。
1時間くらい走ったところで湖の淵の広場にたどり着き、ここで車を降りる。
「象と鳥以外の動物が観たい」とドライバーにリクエストする。ここでは他に大きな動物では、ワニ、ヒョウ、オオトカゲ、イノシシ、シカが生息している。小動物は多種生息しているが、ジャングルに隠れて観れることは稀だという。ワニかヒョウが観たい!水溜りが大きくなったような池や道のないところに入り込んでもらうが、結局観ることができず、野生の王国を退場した。
11:30シンハラージャの入り口のレストハウスに着く。
シンハラージャが世界遺産に指定された理由の大きな1つとして、ここにしか棲息しない固有種の動物が確認されているだけで83種もあるということだそうだ。
3km歩いたところで、リサーチ・センターという建物があり、中では遠足の学生達が弁当を食べている。この場所で標高475mある。来た道とは違う経路で戻る。
施設をひととおり見終える頃、海に日が沈む。
2003年3月14日
[エンビリピティヤ/センチュリア・ホテル泊]
9:30グレンロッチ・ティー・ファクトリーに到着。紅茶の精製工場の見学と、試飲をする。試飲する部屋の壁面には昔の工場の様子の写真が飾られているのだが、先ほど見学した工場の機械、精製の方法が昔からほとんど変わっていないことがわかる。紅茶の等級は上から、シルバーチップス、B.O.P.F 、B.O.P.、O.P.、B.P.で、日本人はB.O.P.F 以上を好むということだ。
市街からまた茶畑の山道に入り、11:30ザ・ティー・ファクトリー(ホテル)到着。一面紅茶畑に囲まれたホテルは、元紅茶工場の建物をホテルに改築したものらしく、外観は、紅茶工場そのままで、銀色の強い日差しに輝く姿は周囲の緑の中に調和している。
館内に入ると、木目のアンティークな内装で、吹き抜けに面して、現在ではめずらしい引き戸のエレベータがある。
部屋に入ると大きめの窓から見える茶畑の緑が大きいのが印象的。バスルームにも大きな窓がある。このようなノスタルジックな演出の中で英国植民地時代にタイムスリップして過ごす時間というのは、ここ以外では味わえない魅力である。
2003年3月13日
[キャンディ/マハウェリ・リーチ・ホテル泊]

そこから1時間ほどで古都キャンディ[世界遺産]に着く。スリランカ第2の都市ということもあり、市内では車が結構渋滞する。
13:30 着。14世紀の王パラークラマ・バーフ3世が王妃のために造った庭園である。総面積5.6平方kmという広大な敷地の全てを回ることはできないので、散程度に歩く。乗入れ料を払うことで車やバイクでも入れるらしいが見かけない。牛がひっぱる車に乗って回ることもできる。園内では外国人が少なく、遠足の小学生の集団、カップルが多い。スリランカの学生は男女とも白の上下の征服を皆着ている。小さいこどもは目がくりっとしていてかわいらしい。外人の自分に対してよく無邪気に「ハロー」と手を振ってくれる。「おはようございます」と日本語であいさつしてくれるこどももいた。
歩いて仏歯寺に入る。門を入って緑の緑地の中を歩いていくと、八角形のシンハラ建築様式の堂が見えてくる。途中パーリタさんが寺の職員にチップを渡し、その彼が案内してくれる。寺に外国人は少なく、制服を着た現地の学生が多い。靴を預け札をもらい、入り口へ。なぜか男性用と女性用で分かれている。中に入ると入場券売り場。入場料は200ルピーであるが、カメラを持ちこむ場合は別途100ルピーを請求される。まず、仏歯が納められている本堂に入る。
続いてキャンディアン・ダンスの鑑賞までは時間があるので、イールズ・リージェンシーホテルを視察に行く。