海外旅行体験記 ∼ お客様やスタッフの、現地滞在レポートをご紹介!

9日目

ミルフォードサウンド観光は通常のツアーではクイーンズタウンまで戻るルートですが、今日から宿泊するテアナウで下車。予約時に伝えておけば、バスは宿泊先まで送ってくれます。テアナウはフィヨルドランド国立公園に位置する小さな町で、ミルフォード観光の拠点となります。トレッキングのコースも豊富で、クルーズや乗馬、フィッシングなどのアクティビティも楽しむことができ、見どころの一つにテアナウ洞窟があります。そこでは、とても綺麗な土ボタルを鑑賞することができます。

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今日は、テアナウの「Keiko's Cottages B&B」に宿泊。ホストはケイコさんとケヴィンさん。ケイコさんは関西出身でとても元気が良くて楽しい人。ケヴィンさんは典型的なキウイで、昔ミルフォードサウンドのウォーキングガイドをしていたこともあって、この辺りのことはとても詳しい。今日のテアナウはとても天気がよく、空は真っ青で日差しは突き刺さるよう。そして、この時期は日照時間がとても長く、夜の10:30くらいまで明るい。
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到着後、最近できたフィヨルドシネマという新しいミニシアターで、この映画館だけで上映されている「ATA WHENUA SHADOWLAND」という映画を観にいくことに。短い滞在しかできない私に、よりよくフィヨルドランドを知ってもらおうとケイコさんが提案してくれたのです。フィヨルドランド国立公園を紹介している30分の映像と音楽のみの短編映画で、人が立ち入ることができないエリアをヘリコプターを使って特撮した映像がとても迫力があり、綺麗で神秘的で素晴らしいものでした。


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映画の後は、ケイコさんが見晴らしの良い高台に案内してくれました。そこからの景色はテアナウの町が一望でき、とても素晴らしいものでした。


その後、少しだけ、『ケプラートラック』というトレッキングルートを歩くことに。このケプラートラックはフィヨルドランド国立公園にある3つのグレートウォークのうちの1つです。ミルフォードやルートバーンに比べると、やや知名度は落ちますが、手軽に広大な山岳風景を楽しむことができるので、人気は上昇してきています。最初に長い吊橋を渡るのですが、この川はロードオブザリングの撮影地にもなっています。エメラルドグリーンの色がとても綺麗で、この川でのジェットボートも楽しそう。トラックの感じはルートバーンに似ていて、原生林がとても神秘的。時間があれば2泊くらいして歩くのが良いそうです。もちろん1日の日帰りのコースもあります。


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夕食は、ケヴィンさんが作る鹿肉のバーベキュー。鹿肉は初めてで、臭みがあるかと思いきや、柔らかくてとってもあっさり&ジューシー!ソースをつけずに素材の味を楽しみました。鹿肉のシチューも美味。どちらも癖になる味で、また食べたい!と思いました。お庭でバーベキューをしながら、ケイコさん、ケヴィンさんと楽しく会話。ケイコさんのお話は面白く、関西のノリでテンポよくお話されます。


夕食後は、B&B自慢の'湯ハウス'でリラックス。サウナと大きなジャグジーがあり、トレッキングなどで溜まった身体の疲れが一気に取れます。美味しい食事と良いお風呂は最高です!

8日目

ニュージーランド8日目写真01今日は、『ミルフォードサウンドクルーズ観光』へ。
ミルフォードサウンドへはリアルジャーニーズ社のツアーに参加。バスの座席は広く、窓 に向かって斜めに席が向いているため、外の景色がとても見やすくなっています。このバスも先着順。バスに乗り込んだ参加者の中から私の名前を呼ぶ声がした ので、こんな所に知り合いが!?と思っていたら、昨日のルートバーンのトレッキングで一緒だったイギリス人の熟年夫妻でした!とても偶然!今日もこのご夫 妻と観光で一緒なんてとても嬉しい。こんな再開があるのも個人旅行ならでは。めったにない再会にお互いびっくりしていました。

クルーズ船の乗り場までの道のりは、クイーンズタウンからミルフォードサウンドの玄関口、テアナウを経由することになります。途中、テアナウで休憩があり、ここで朝食を採ることもできます。

テアナウからクルーズ船までの道のりは見どころもたくさんあるので飽きることがないです。鏡のように風景を映し出す『ミラーレイクス』や、15分ほどで歩くことができるブナの原生林のジャングル『キャズム』などなど。その度に写真撮影や散策をすることができます。


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ミルフォードサウンド船の港に到 着。これから楽しみにしていたクルーズ船観光が始まります。ゆっくりと船は進んで行き、雄大な山々がすぐ目の前に広がります。野生のあざらしを見ることが できたり、水しぶきがかかるほど滝の近くまで進んだりと、色々な景観を楽しむことができます。このクルーズは日帰りですが、クルーズ船に1泊するプランも あるので、それも面白そう!


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7日目

今日は、終日『ルートバーントレッキングツアー』に参加。
日本語ガイドのものを希望したのですが、予約がいっぱいで参加することができず、少し不安でしたが英語ガイドツアーのものに参加することに。
ルートバーンはクイーンズタウン発着のトレッキングでは一番人気のあるツアーです。フィヨルドランド国立公園とマウントアスパイアリング国立公園とをつな ぐ、通常2泊3日のルートの一部を1日の日帰りで歩きます。ミルフォードと人気を2分し、よく比較されますが、ルートバーンのほうがよりダイナミックな風 景を楽しめるとのこと。どのガイドブックにも体力度が(3つ星中)3つ星、難易度が2つ星になっているので、普段歩き慣れていない私は少々不安を抱えつつ いざ出発!
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まずは、クイーンズタウンの市内から車でルートバーンのスタート地点まで移動します。このツアーには、私の他に、イギリス人のとてもひょうきんなおじさまと温厚で優しいおばさまの熟年夫婦が1組、イギリス人の若い新婚カップルが1組の計5名。
バスの中でもメンバー同士の会話が弾み、とても和気藹々なムード!途中、グレノーキーでモーニングティ。ここでエネルギーを蓄えます。その後、スタート地点に到着。いよいよウォーキング開始!

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往復5時間かけて、ルートバーンのフラッツ小屋まで歩いて帰って来ます。スタート後、すぐに吊橋を渡ります。この川がトラックの名前の由来のルートバーン です。しばらく、ブナ原生林の道が続く、気持ちの良い道を歩きます。2つ目の吊橋を渡ったところで、視界が開け、広大な平地、ルートバーンフレッツに到 着!そこで、ピクニック気分で山を目の前に原っぱに座ってお昼を食べるのです。

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日本人向けのツアーはここで折り返し地点で終わりですが、外国人向けのツアーは歩くペースが速いので、さらに景色の良いところまで歩きます。フラッツから ルートバーンフォールズ小屋までの道のりはけっこう傾斜が激しく厳しい!!!でも登ったあとの景色とすがすがしさは、とても気持ちが良かったです。

6日目

朝ごはんは、天気が良いので久保さんご夫妻とお庭で朝食を食べることに。外で食べるとさらに美味しい!
鳥たちの歌声と羊たちの"メェェェ~"という鳴き声が遠くに聞こえるのどかな朝食タイム。

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その後、車で約15分のところにある、久保さんの友人宅の「グレンデンドロン」というB&Bを訪問。ここは、とても広くて、見渡す限り360度の敷地。ゴ ルフ場(9ホール)も持っていて、敷地には、トレッキングコースがあり、なんと川が流れています。ホストはニュージーランド人でとてもフレンドリーなご夫 婦。言葉が通じなくても問題ない!庭にファームもあり、羊とアルパカを飼っていて、動物と触れ合うこともできます。今度オアマルに来たときは、ここにも 1~2泊したいと思いました。

ニュージーランド6日目写真04今日は、クイーンズタウンに移動の日。オアマル~クイーンズタウン間の道のりもずっと牧歌的な風景が続きます。今日の宿泊先は、「ROX」。
ここは、ワカティプ湖のほとりに建っていて、市内にも徒歩で行くことができる立地が抜群のB&B。ホストは若々しい吉藤ご夫妻がお出迎え。
夜19:00を過ぎてもまだ日が出ていて明るいので、クイーンズタウンの中心街に出ることに。ダウンタウンまでの道のりはワカティプ湖畔のほとりをしばらく歩き、公園の中を抜けて徒歩で約12分。ちょうど良いお散歩コースです。

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街は賑やかで観光客でごった返しています。お買い物などをしながら街散策。小さな街なので、端から端まで充分に歩ける距離。レストランもたくさんあるの で、夕食の場所も困らない。吉藤さんに聞いたところ、シーフードレストランの「FISH BORN」などがおすすめだそう。私は1人でも入れるようなフー ドコートで軽く食事。

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夕食後は、カジノに行ってみることに。クイーンズタウンには二つのカジノがあるのですが、私が行ったのはスカイアルパイン・クイーンズタウンカジノ。カジ ノの入場制限は20歳以上になるので、パスポートを見せての入場。特に日本人は実年齢よりはるかに若く見えるので、IDが必須。服装はそれほど厳しくはな いので、ジーパンにサンダルじゃなければまず入れます。オークランドやクライストチャーチのカジノに比べ、こじんまりしていて、ルーレットも2台ほど。 ルーレットやスロットを少し楽しみました。

5日目

nz_day5_01.jpg今日は、クライストチャーチを出発して、オアマルへバスの旅。
クライストチャーチからオアマルまでは、路線バスで約4時間。牧草地帯を走ります。

牧歌的な風景、小さな町並み、オアマルへ到着。これからどんなスローステイが始まるのか楽しみ。オアマルの町から車で約10分のところに、丘の上に建つコテージ風のB&B「ホームステッド 271」はあります。ホストは久保夫妻。穏やかで優しい星児さんと、若々しくて自然体の一代さんが出迎えてくれます。

nz_day5_02.jpg到着後、少し落ち着いてから、ペンギンンのコロニー(営巣地)へ。ここは数箇所あるコロニーのなかでも、間近からペンギンが観測できる数少ない場所で、日 没後にはたくさんの小さなイエローアイドペンギンが海から引き上げてくる姿を見ることができます。また、この周辺にはアトリエが何軒かあり、地元のアー ティスト達が作品の創作活動をしています。久保さん夫妻も顔見知りなので、少し見学させてもらいました。アーティストのおじさんは、インテリア用の手作り の農機具の創作を実演しながら、気さくに作り方の説明などをしてくれました。後で知ったのですが、本でも紹介されている有名なアーティストの1人でした。

nz_day5_03.jpgさらに、野生のペンギンが迷い込んで巣を作っている場所も教えてくれました。なんと、このアトリエにはつがいのペンギンが巣を作っていて、片一方は卵を温 めて、片一方は餌を採りに出かけているとのこと。こんなに野生のペンギンを近くで見るのは、生まれて初めて!こんなこともオアマルの日常なの!?

夕食は、「ホームステッド 271」自慢の和食のコース料理。素材は、庭で栽培しているオーガニックの野菜を使って、とても繊細な味付け。京料理の会席のような手料理は、地元のシェ フにもお墨付きなのです。美味しい食事も食べることができて、今日は、どっぷりとオアマルの生活に浸ることができました。ここでは、外に出ると皆が知り合 いで、会うと必ず挨拶や近況報告をするような、アットホームな町。1日だけの滞在ではなく、今度は数日ゆっくりと滞在したいと思いました。

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