伊丹空港からJAL152便にて成田空港へ。08:40分ほぼ定刻通りに出発。座席は、エコノミークラスを予約したのだが、何故かスーパーシートに指定されていた!!ラッキー!全席スーパーシート?とも思ったが、後で確認したところ、90席ほどがスーパーシートの設定になっていたようだ。
周囲の中高年のビジネスマンや、年配のスーパーシート慣れしているおじさま方を横目に、か~なり浮いていると自覚しつつも1時間の空の旅を満喫する。JAL152便のスーパーシートはリクライニング機能も充実していて、ひじかけに付いているボタンで座席の角度を自由に調整する事ができる。足の長さに合わせてシートの長さも調整でき、ほぼ180度に近い角度にリクライニングするので、長いフライトでは快適に過ごす事ができる。
もちろん、前方背もたれには、パーソナルTVがついており映画やゲームを楽しむ事ができる。あっと言う間に1時間が過ぎてしまった。
今回の旅行で利用した航空会社はスリランカ航空。成田からマーレへは週2便(月・木)直行便が運行しており、マーレから成田へは週2便(日・水)直行便が運行している。週1便(往路土・復路金)はコロンボ乗り継ぎのマーレ行きの便が運行していて、私が参加した日程では往復とも成田からマーレ間は直行便だった。
スリランカ航空を利用するのは今回初めてだったので、機内の様子や機内食はどんなものが出るのかとても楽しみにしていた。
搭乗した座席はエコノミークラスで2席4席2席の並びとなっていた。機材も新しく、座席にはプライベートTVやフットレス(足置場)も付いていて乗り心地は良かった。
スチュワーデスさんはスリランカの民族衣装を身にまとい、機内の中からスリランカの雰囲気を漂わせている。日本人スタッフは1人もいないようだったが日本語を話せる乗務員も搭乗しており安心である。
座席はほぼ満席で、マーレ行きの日本人のハネムーナー風カップル、コロンボ行きの観光客らしい熟年の方、うって変わってサーファー風のグループなどが目についた。サーファー風の方はモルディブでダイビングをするのかと思いきや、スリランカでサーフィンを楽しむとの事だった。スリランカにはとてもよい波があるサーフィンスポットがあるらしい。
搭乗後、約 30分後に飲み物のサービスが出てきた。アップルジュースを頼む。飲み物と一緒におつまみが出てきた。おつまみはスリランカらしいピリ辛味のスナック菓子でけっこう美味しかった。次の機内食まで時間があったので座席についているゲームを楽しんだ。ちなみにテトリスである。
TV番組や映画も何本か放送されていて(そんなに新しい内容のものでもなかったが)、子供チャンネルもあり充実していた。
搭乗後、約1時間30分後、機内食が出てきた。メイン料理がチキンかビーフのいずれかを選ぶ事ができる。
チキンはカレーライスがついており、ビーフはデミグラスソース風味でパスタがついていた。メインの料理の他にパン・チーズ・サラダ・デザートがついている。2回目の機内食のメインは焼鳥丼。メイン料理の他に、サラダ・デザートがついていて意外に美味だった。
心配していた飛行機の揺れも全く感じず、約9時間30分の搭乗を終え、マーレ空港に到着。
現地時間で夜の19:00頃。大幅な遅れもなく、ほぼ定刻通りに到着した。
到着時、マーレは完全に日が落ちていて夜になっていた。赤道近くの国だけあって、夜でもかなりの暑さを感じた。
日本との時差は4時間でモルディブの方が日本より遅れている。大した時差ぼけを感じる事もなかった。
マーレ国際空港。この空港は首都マーレのすぐ隣にあるフルレ島にあり、正式名称はマーレ・フルレ国際空港という。
タラップを降り、歩いて到着ロビーへと向かう。かなり小さい空港だ。空港建物の左側にARRIVAL(到着)という表示がある。
入口に入るとすぐに入国審査だ。特に混み合ってはいなかったが、お国柄か入国審査官がけっこうのんびりしていた。
すでに機内で記入していた入国カードとパスポートを一緒に提出した。特に質問もなく入国スタンプを押され入国審査は終わり、続いて健康審査があった。SARS対策である。こちらも機内で渡されて記入したアンケートを渡した。問題があれば色々と質問をされるようだ。難なく通過。
次は飛行機に預けた荷物の受け取りで、入国審査のすぐ先にターンテーブルがある。荷物を受け取ったら税関へ。税関審査はけっこう厳しくきちんとしている印象を受けた。
税関を抜けた出口で旅行会社のガイドさん達が出迎えており、右へ行くとリゾートごとの小さなカウンターが並んでいる。
本当に小さな空港なのでほとんど迷う事はまずないだろう。その後はホテルへの船が出る桟橋に案内された。
空港からマーレ、マーレから各島を行き来する一般的な足として活躍しているのが、ドーニ。アラブのダウ船の流れを汲む伝統的な木造船である。
スピードボートはリゾートとマーレ空港の行き来によく使われている。その他の移動方法は水上飛行機。水上飛行機は夜に出発する便がないのでマーレ(あるいは空港ホテル)にて1泊して翌日リゾートに移動する。
空港から桟橋は歩いてすぐの所にあり、荷物と一緒に私達もボートに乗り込む。外は真っ暗だが、海の透明度だけはよく分かる。
潮の香りがしてやっと憧れのモルディブに到着したという実感が少し得られる。ふと、明日の朝起きた時の景色を想像してワクワクする。
1泊目の宿泊地はソネバギリ・リゾート&スパである。北マーレ環礁に位置する2002年5月にオープンしたばかりのリゾートである。
移動のスピードボート内ではドリンクも出てすっかりリゾート気分。靴と靴下も脱いで超リラックスモード。
とその時、遠くにイナ妻が光った。モルディブは4~6月が雨季で、1日1~2回スコールに見舞われる程度でそれ以外は晴れている事が多いが、まれにしとしとと何日も雨が降り続く場合もあると聞いている。明日からの天気を心配しつつ、リゾートに到着。
ソネバギリの桟橋到着後、館内の説明を受けながら客室へ案内された。その後、ボートに残しておいた荷物が届く。ポーターへチップを渡す。
荷物1個につきUS$1が目安だ。
モルディブは1島1リゾートで、ほとんどの島が1周歩いて数分。大きいリゾートでも40分程度と言う小さな島々からなる国である。
ここソネバギリの島1周は徒歩約10分である。全室水上コテージで客室数は44室。レストラン、バー、レセプション、テニスコート、プールからなっている。リゾートごとにリゾート時間というものがあり、ソネバギリはモルディブより1時間早めに設定されている。なんでもお客様にゆったりとした時間を過ごして頂くためだという。ちなみにソネバギリには日本人スタッフが3人いる。日本からのお客様が宿泊している客室から電話でフロントに連絡した場合、自動的に日本人スタッフに電話がつながるシステムになっているとの事で、言葉が心配な人でも安心である。
私達の宿泊した部屋はヴィラスイートで、なんと210m2もある!ガイドブックなどでは110m2となっているが、110m2の割には広すぎないか?となり、サイズを計り直して間違いに気付いたらしい。部屋のタイプはヴィラスイートの他に、250m2のレジデンス、島と桟橋でつながっていない海の上に完全独立型に建っているクルーソーレジデンスがある。
部屋に入った瞬間『わぁ、広~いっ!』と驚いた。部屋にチェックインした時間は夜も遅かったが、嬉しくなって部屋の中をうろうろする。
ヴィラスイートは1階のドアを入って左にある部屋がベッドルーム、中央がリビングルーム、右手がバスルームになっており、2階にはサンデッキというとっても豪華な造りになっている。
リビングルームから降りられるサンデッキもあり、目の前には海が広がっている。海に面したバスタブもあり、海に入った後、お昼にのんびり海を見ながらお風呂に入ったら最高だろうなぁと思った。バスルームの先に独立シャワーブースもある。
次にアメニティをチェック。石鹸・シャンプー・リンス・タオル・歯ブラシ(リクエストベース)・ドライヤーなどである。入浴剤もあった。なかなか気が利いている。室内はベッドルームにエアコン、TV、セフティBOX、冷蔵庫、コーヒーメーカーなどがある。
長いフライトで疲れている(?)にもかかわらず、階段を駆け上がって2階のサンデッキにあがった。こちらも広~いっ!!10人位でちょっとしたパーティができそうな広さだ。サンデッキには木のベッドもあり、大の字に寝転がってみたら、とても気持ちよかった!
明日の部屋からの景色を楽しみにしながら、就寝。