海外旅行体験記 ∼ お客様やスタッフの、現地滞在レポートをご紹介!

4日目

午前中はクラクフのカジミエシュ地区へ。
ここは15世紀以降にユダヤ人が多く住むようになった地区で、映画『シンドラーのリスト』のロケ地としても有名です。
今でも多くのシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)が残っていて、ポーランドで現存する最古のスタラ・シナゴーグ(Stara Synagoga)の内部は現在ユダヤ博物館となっています。
第2次世界大戦により一度は荒廃したカジミエシュ地区ですが、現在ではおしゃれなカフェやショップが増え、人気スポットとして活気を取り戻しています。

▲カジミエシュ地区はココ! ▲シナゴーグ ▲可愛いお店が並びます♪
~プチ情報~
デパートの化粧品売り場や空港の免税店でみかける、HRのロゴで知られている化粧品と言えば??
正解は『ヘレナ・ルビンスタイン(Helena Rubinstein)』
実はこの化粧品の創業者であるヘレナ・ルビンスタインさんはポーランド出身で、このカジミエシュ地区に生家があり、今ではRubinsteinというレストランになっているのです。
カジミエシュ地区へお越しの際は、是非このレストランを探してみてください♪
▲レストランRubinstein

クラクフは街全体が世界遺産。見どころはまだまだいっぱいです。
まずは歴代のポーランド王が暮らしていたヴァヴェル城へ。
敷地内へ入るとまず目に入るのが、ヴァヴェル大聖堂。
この大聖堂は何度も増改築が繰り返されているので、様々な建築様式を垣間見ることができます。
中でも一際目立つのが金のドーム!
ルネッサンス建築の傑作と言われているジグムント・チャペルは必見です。
その他旧王宮や博物館などがありますが、残念ながら内部は写真撮影禁止なので、ご自身の目でじっくり鑑賞してきてください♪

▲外から見るとこんな感じ ▲中に入ると大聖堂がどーん! ▲気まぐれに火を吹く竜

続いて、クラクフの街の中心である中央広場へ。
広場の真ん中にある建物は織物会館と呼ばれ、1Fはお土産ストリート。
ポーランドの民芸品や陶器、刺繍などを売っているお店がぎっしり並んでいるので、見ているだけでも楽しめます。

また、クリスマスマーケットが楽しめるのもこの時期ならでは♪その他にも広場の周りにはレストランやカフェ、24時間OPENのスーパ―もあるので便利です。

▲織物会館の1F ▲こんなお店がズラリ ▲賑やかなクリスマスマーケット

最後は楽しみにしていたヴィエリチカへ。
クラクフの街から列車やバスで30~40分のところにあるこの小さな町の地下には、世界有数の規模の岩塩採掘場が広がっていて、世界遺産にも登録されています。
クラクフからのヴィエリチカツアーなども出ています。
採掘場の一部が観光客用に公開されていて、内部はすべて塩。
塩の像に塩の礼拝堂・・・。床も壁もすべて塩、塩、塩!
本当かどうか確かめたい方はこっそり壁をペロっと舐めてみてください♪
ちゃんと塩の味がするはずです。
日本語のガイドさんは数が少ないため、基本的には英語のガイドさんと共に見学することになります。所要時間は約2~3時間。かなりの距離を歩くため、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。

▲塩の像 ▲塩のシャンデリア ▲塩グッズ

本日のディナーはポーランドの伝統的なクリスマス料理を生演奏と共に頂きました。
前菜はポーランド風餃子のピエロギ、続いて赤カブスープ、メインは白身魚のフライで、最後にクリスマスには必ず食べるというデザートを頂きました。
ドライフルーツが入った飲み物も頂きましたが、これもクリスマス限定。
一足先にポーランド流のクリスマスを体験させていただきました。

今夜の宿泊はホテルではなく、寝台列車!
ヨーロッパの寝台列車は最近どんどん運休・廃止しているので貴重な体験です。

クラクフ22:03発⇒プラハ07:37着 【所要時間約9時間半】

1等車は各部屋に洗面台とお水、石鹸が付いていますが、トイレは共用です。
ちょっと清潔とは言い難いお手洗いですが、ヨーロッパではみんなこんな感じ!?
私は意外と快適に過ごせ、結構揺れますが、それもまた楽しかったです♪


▲お部屋の洗面台

▲お水も完備
▲二段ベッド♪

5日目

フィンランドと言えばデザインの国。今日はデザイン三昧の1日です♪♪♪
フィンランドデザインの巨匠アルヴァ・アアルトの自邸、マリメッコ・アウトレット、アラビア・ファクトリーを巡ります!

まずは、アルヴァ・アアルトの自邸から♪
トラム4番Tiilimaki下車。徒歩約5分。

フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的建築家・デザイナーで、北欧モダン建築とデザインを語るうえで欠かせない存在です。
市庁舎や図書館などの公共施設から教会まで、その作品のほとんどはフィンランド各地に残っています。

■スタジオ
アアルトが仕事をしていたというデスクがそのまま残されています。
奥の角が窓になっている所がアアルトのデスクです。
デスクの横に飾られている絵はアアルト自身が描いたもので、サインをすることもなく売ることもなかったそうです。
■リビングルーム
アアルトがデザインしたペンダントランプがあります。
ゼブラ柄のファブリックのタンクチェアとソファが並んでいてとてもモダンで素敵です。
黒いソファは、アアルトが初めての給料で購入したもので、最も気に入っていた椅子だそうです。
■ダイニングルーム ■2階のリビングルーム
家族のプライベートな空間です。
子供部屋には可愛らしいランプもありました。   

建物や家具などのほとんどをアアルトがデザインしており、随所に様々な工夫がされています。
アアルトの人生観や暮らしぶりも垣間見ることができます。
ここに住みたい!!と思うくらい素敵な空間でした♪


その後は、マリメッコファクトリーへ。
本日は土曜日のため、工場見学はできず・・・。
地下鉄herttoniemi駅下車。徒歩約10分。

マリメッコはフィンランドで最も人気のあるブランドです。1964年にマイヤ・イソラがデザインしたウニッコ(Unikko)は世界的にも有名で、今でも日本で人気のアイテムです♪
オフィシャルショップでは日本未上陸品をいち早くチェックして、アウトレットショップでは色んなアイテムをリーズナブルに手に入れたいですね♪

▲生地もたくさんあります! ▲クリスマスのディスプレイ

アラビアファクトリーでのショールーム&ミュージアム見学とアウトレットでのショッピングも楽しみます♪
トラム6番Arabia行きの終点ひとつ前で下車。徒歩約5分。

1873年に誕生した北欧フィンランドの名窯ARABIA(アラビア)社。
シンプルでありながらモダンで、機能性・デザイン性そして品質の高さにも富んでいます。
世界中の人々に愛されているムーミンのキャラクターを再現したシリーズなどが人気です。

▲広―いショールーム ▲クリスマスのテーブルコーディネート♪
▲オブジェなどのアート作品 ▲歴代製品がディスプレイされています♪

その後は、ファクトリー・ショップへ♪
新商品やアウトレット商品まで品数が豊富。アウトレット商品はとってもお買い得♪
今の季節はクリスマスのオーナメントなどもあって見るだけでも楽しい!!
いくつかお気に入りをGET!

▲アウトレットショップ
▲定番の商品なども豊富♪ ▲テーブルコーディネートも素敵☆

とっても興味深く楽しむことができたデザイン三昧の1日。
より一層北欧デザインの奥深さを知ることができ、今まで以上に好きになりました♪

北欧デザインを堪能した後は、ヘルシンキから列車で約2時間のフィンランドの古都・トゥルクへ。
翌日が帰国でヘルシンキに戻ってくるため、大きなスーツケースはヘルシンキ中央駅に預けて1泊分の荷物を持って向かいます♪

ヘルシンキ中央駅のコインロッカーは地下1Fにあります。
機内持ち込みキャリーバックサイズのコインロッカーが旧3ユーロ、Mサイズくらいのスーツケースサイズのコインロッカーが旧4ユーロです。

▲スーツケースを入れます

スーツケースを預け、身軽になって、列車でトゥルクへ向かいます。
IC2957便 ヘルシンキ15:02発 トゥルク17:00着【所要時間約2時間】

トゥルク到着後は、車で約20分のところにある本日の宿泊ホテル『ナーンタリ・スパ・ホテル』へ。
北欧最大のスパ・ホテルでサウナやトリートメント、アロマセラピーなども充実していて優雅な気分に浸れます。
今回は、本館に宿泊したのですが、"ムーミンルーム"を見学させて頂きました。

≪ムーミンルーム≫

ムーミンづくしの可愛らしいお部屋です。ムーミンファンの方にはもちろんの事、ハネムーンやファミリー旅行の思い出に是非ご利用頂きたいです♪♪
▲ドアにもムーミンが!! ▲ベッドカバーもムーミンです♡ ▲アメニティなどもムーミン
▲こんなところにも!! ▲見覚えある形のランプシェード!

フィンランドの最後の晩餐はホテルのレストランで優雅なディナーです。

▲メイン料理

明日は最終日。トゥルクの街を観光して、ヘルシンキに戻ります。

3日目

今朝はまずワジェンキ公園をお散歩。
あいにくのお天気でしたが、広くて静かで朝のお散歩にぴったりでした。
5月~9月はピアノを置いて野外コンサートなんかも開催されるそうです。

▲ワジェンキ公園 ▲公園内のショパン像

ワルシャワの街は城壁で囲まれた中が旧市街、外が新市街になっています。
キュリー夫人の生家は新市街にありますが、旧市街から歩いていける距離。
すぐ近くに最近日本でも注目されているボレスワヴィエツ陶器のお店もあります。
ワルシャワで一番大きなボレスワヴィエツ陶器専門店は旧市街からタクシーで10分~15分(約1,000円)ほど離れたところにあり、種類も豊富ですがちょっと行きにくい場所かも...。
旧市街にもハンディークラフトのお店がいくつかあるので、色々見比べてみてもいいかもしれません♪

▲壁を越えれば新市街 ▲キュリー夫人の生家 ▲人気のボレスワヴィエツ陶器

午後はワルシャワきってのパノラマスポット、文化科学宮殿へ。
中央駅のすぐ横にそびえたつ地上30階、高さ124mの位置にある展望台は、街並みが一望できるワルシャワ随一のパノラマスポットです。専用のエレベーターで一気に最上階まで登り、眼下に広がるワルシャワの街並みを堪能する...はずでしたが、あいにく今日は雨のち曇りで、おまけに霧まで立ち込め、全く先が見えません!笑
また天気の良い日に来れたらいいな...。
金曜日と土曜日の夜は遅くまであいているので夜景もおすすめです。


▲展望台(くもり)

▲展望台(晴れ)
▲文化科学宮殿    

今夜は列車に乗って移動するので、ちょっと早めの夕食を日本風レストランにて。
創作日本料理で、店内もモダンな内装です。お寿司と鴨の照り焼き?をいただきました。
まだ3日目なのでそこまで日本の味が恋しいわけではないものの、お米と醤油の味はやっぱりなんだがホッとするものがありました。

▲前菜にお寿司 ▲メインは照り焼き ▲抹茶アイスwith小豆

その後、ワルシャワ中央駅へ移動し、なかなか歴史を感じる列車でクラクフへと向かいます。
1等席は横並び3席が向い合せになっている6人用で、2等席はこれが横並び4席の8人用です。

ワルシャワ19:40発⇒クラクフ22:45着【所要時間約3時間】


▲こんな列車に乗りました

▲ホームの掲示板
    ▲1等席

クラクフに到着し、旧市街へ移動すると、もう23時だというのに通りには人が大勢いて、土曜日の夜を満喫しているようでした。暗かったので街の雰囲気までは分かりませんが、旧市街の中心にあるホテルのようなので、明日どんな景色が見られるのか楽しみにしながらベッドへ。

2日目

到着の2時間半くらい前に2回目の機内食が登場。
メニューはスクランブルエッグ、チーズ、フルーツなど。
1回目の同じくらいボリュームたっぷりで、寝起きでの完食はなかなか難しかったです。。。

▲2回目の機内食

現地時間3:20、予定より1時間早くイスタンブール・アタトゥルク空港に到着。
到着ゲート出て、左へ進むと国内線ターミナルがあるので、今後のために見学してきました。
国際線から国内線のターミナルへは徒歩10分~15分ほどかかるので、大きい荷物を持っている場合は時間に余裕を持って移動されることをおすすめします。

▲国内線ターミナル ▲Simitのカフェ ▲ドーナツ型パンのSimit

ゲート出て右へ進むと、今度はトルコ航空のホテルデスクがあります。

~トルコ航空のオススメPOINT~
トルコ航空ではイスタンブールでの乗継時間が、ビジネス7時間、エコノミークラス10時間を超える場合、トルコ航空ホテルデスクで休憩用のホテルが無料提供されます♪
ホテルの指定はできませんが、いずれのホテルも送迎付きなので安心です。
事前予約ができないため、時間帯によっては長蛇の列ができる場合もありますが、よほどの事態でない限り、ホテルが用意できないことはないとのこと。
これなら乗継時間がちょっと長くても、なんだか得した気分になります♪
▲トルコ航空ホテルデスク


私たちは8時間ほどの待ち時間だったので、イスタンブール市内へお散歩することに♪
地下鉄が動き出す6時まで待ち、ジェトン(Jeton)というコインを購入して地下鉄に乗り、市内へ向けて出発。
地下鉄からトラムに乗り継いでスルタンアフメット(Sultanahmet)駅に着くと、すぐ目の前にアヤソフィアとブルーモスクが!
夜明け前だったのでアヤソフィアとブルーモスクもライトアップされていてとっても綺麗で寒さも忘れるほどです!
さらに嬉しいことにブルーモスクの内部に入ることができるようなのでひっそりと見学。
女性は髪や肌の露出を控えなくてはいけないので入口でスカーフをお借りしました。
トルコに限らず、イスラム圏にご旅行の際はストールが1枚あると便利ですね。

▲ジェトン ▲アヤソフィア ▲ブルーモスク

モスクを見学し終えると夜も明けてきたのでみんなで朝ご飯を食べにいくことに。
イスタンブールに住んでいたことのあるトルコ航空の方がパン屋さんに案内してくれたのですが・・・ここのパンとパイが絶品なんです!
焼き立てだったのであったかくてふわふわで、チャイ(トルコの紅茶)との相性もバツグン!
地元の人にも人気のようで、朝早くからたくさんの人が買いにきていました。
陽気なおじぃちゃんと、優しいおばぁちゃんが出迎えてくれるこのお店にもぉ1度来る!と心に決めて、イスタンブール観光は終了です。

▲出来立てパイ ▲チャイで身体もあったまる ▲地元っ子にも人気!

なごり惜しい気持ちいっぱいでまたトラムと地下鉄を乗り継ぎ空港へ。
空港駅で降りるとスーパーがあったのでちょっと寄り道しながら、ようやくこの旅最初の目的地、ワルシャワへと向かいます。

TK1765便 イスタンブール空港12:25発⇒ワルシャワ空港13:55着 【所要時間約2時間30分】

ほぼ定刻通りにワルシャワへ着くと、ガイドさんが出迎えてくれて、まずはホテルへ。
ワルシャワの空港はコンパクトで迷うことはなさそうです。
空港から市内までは車で約30分。時間帯によっては渋滞することも...。
ホテルへチェックインした後はワルシャワの街へ。
まずはワルシャワのメイン通りを歩きながら、ショパン博物館を見学。
入場券をピッとかざすと動画が見れたり、音楽が鳴り出したり、様々なアトラクションを楽しむことができるこの博物館。ショパン好きな方にとっては1日あっても足りないくらい内容が充実しています。

▲ショパン博物館 ▲ピッ! ▲ショパンの世界に浸る~♪

この日の夕食では食べてみたかったポーランド風餃子のピエロギが登場!
中にはミンチや野菜、チーズなどが入っています。メインは名物マス料理、最後にデザートもいただいてお腹いっぱい。ポーランド料理はボリューム満点です!

▲ピエロギ ▲メインのマス ▲デザート

長い1日は夕食後も終わることなく、次はミニコンサート♪
アパートの一室で毎晩行われているそうで、ショパンを中心に、ピアノ演奏、ときには歌も一緒に優雅なひとときに浸ることができます。
演奏後はワインとおつまみを片手に出演者の方と直接お話しもできちゃいます。
ヨーロッパにくると芸術がより身近なものに感じられますね。
コンサートの後ようやくホテルへ戻り就寝。
日本を出発してから約30時間、ようやくベッドに入ることができました。

▲目ヂカラがすごいんです! ▲30時間ぶりのベッド♪

4日目

今日はクリスマスの雰囲気溢れるヘルシンキで街歩きやウィーンドウショッピング、デザインショップ巡りを楽しみます。

▲大聖堂が見えています ▲街中のショップもクリスマス仕様♪

デザインフォーラムでは、個性的な雑貨が盛りだくさん♪
旧学生会館(Old Student House)で行われるハンディ・クラフトのクリスマスマーケットも必見です!

▲デザインフォーラムショップ ▲個性的なグッズが盛りだくさん♪
▲旧学制会館 ▲お店がたくさんあって賑やか!!


ヘルシンキの代表的な観光地、岩の教会テンッペリアウキオ教会にも訪れました。街中にはサンタさんもいました♪

▲コーラスのリハーサルをしていました。 ▲フィンランドならでは!?


フィンランド田舎料理のお店ツェトール(Zetor)でクリスマス・テーブルのランチを楽しみました。クリスマスシーズンの風物詩です♪

▲ジンジャークッキー入りチョコレート・ムース ▲とっても美味しい♪フィンランド料理


夜はセントトーマスのクリスマスマーケットへ。200以上の出店でとっても賑やかです!
そして、今日12月13日は聖ルチア祭。選ばれた今年の光の妖精ルチアが街をパレードしています♪
パレードを見るために大聖堂周辺はごった返しています。
冬のヘルシンキも素敵です♪



夜は、レストラン「AITO」でディナー。美味しかったです!!

▲ワインにも合います♪ ▲メイン

明日は、フィンランドのデザインを堪能します!!