2012年3月10日(土)天気:
今日はサーリセルカを後にし、ラップランド州の州都・ロヴァニエミへ移動です。
サンタクロースの故郷としても有名な町、ロヴァニエミ。
ここでのオーロラ鑑賞がラストチャンス!!
晴れていてくれよ~と祈りながらカーテンを開けると...これまでの悪天候が嘘のような晴天。
神様ありがとう\(~o~)/ 夜まで天気が崩れませんように~!
眠気と格闘しながら入ったサウナのおかげで元気も回復。
ちなみに、GIELAS棟の宿泊客は、棟内にある専用朝食会場で優雅に朝食を楽しむことができます。
ロヴァニエミはサーリセルカから約300キロ南にある町。長距離バスで一気に南下します!
「トゥントゥリ」と「リエコンリンナ」に宿泊の場合は、「トゥントゥリ」の本館前より乗車。
アナウンスなどはもちろんないので、出発時間が近づいたら外で待機しておきましょう♪
その後「ホリデイクラブ」前のバス停で乗客を乗せ、定刻通り出発。
車窓の風景を楽しみながら、約3時間半のバスの旅です!
真っ白な雪と絵の具で描いたような青空のコントラストが本当に美しい...。
途中、約10分のトイレ休憩がありました。
ロヴァニエミは人口約6万人。ラップランド地方の行政・商業の中心地です。
サーリセルカから移動してきたから余計に、都会な感じがする~。
あ、ケミ川にかかるロヴァニエミのシンボル「きこり達のろうそく橋」が見えてきた!
ちなみに、この橋の下だけ川の水が凍っていないのは、二本の川が合流する急流ポイントだからだそう...。
雲行きが怪しくなってきた気がするのは気のせいかしら...!?
とにかく、ロヴァニエミ到着です!
本日宿泊する「スカンディック・ホテル」向かいのバス停で下車します。
チェックイン後すぐにサンタクロース村へ!
30分程でサンタクロース村に到着!
サンタクロースは"Santa is Here"と書かれた建物の中にいるとのこと。
入ってみると...サンタさん休憩中でした (-_-)zzz
と、いうことで、先に村内を散策することに。
サンタクロース郵便局へ。
手紙を書くスペースが設けられているので、ポストカードと切手を購入し、早速ポストに投函!
いよいよサンタクロースとごたーいめーんの時間がやって参りました。
USJのアトラクションみたいな通路を通って、サンタクロースの部屋へ。
率直な感想は...わぁ、置物みたい(笑)。
とっても優しい目をしたサンタクロースさんと二言、三言簡単な英語でお話をして、記念撮影。
残念ながら個人のカメラでは撮影禁止です。
とても貴重な体験ができたサンタクロース村を後にし、市内に戻ります。
町の北にあるアルクティクム‹Arktikum›で北極圏とラップランドについてお勉強。
展示物がたくさんあり、この地方の歴史や文化がよく分かる。
その後、世界最北のマクドナルドへ!
ミーハーなんで、やっぱりここは外せません(笑)。メニューは至って普通デス。
そして、夜は待ちに待ったオーロラハンティングツアー「moimoi号」に乗車です♪
ロヴァニエミはラップランド最大の都市だけあり人口の光が多く、よっぽど大きなオーロラでない限り街中でのオーロラ鑑賞は難しい。
アルクティクムの北側は視界が開ける場所ではあるけれど、寒さをしのぐ手立てがないので真冬は無理そう...。
このmoimoi号なら、オーロラ観測所から入手した情報を元にその日もっともオーロラが出やすいポイントにバスで連れて行ってくれ、なおかつ暖かいコタやロッジでオーロラ出現を待てるのです!
20時に宿泊ホテルを出発。
他のホテルを経由して、今日は35キロ離れた村にある鑑賞ポイントを目指すとのこと。
バスの心地よい揺れについうとうとしていると...バスの中がざわざわし出した。
んん!?窓の外?
あっ!!白っぽい帯が見える!オーロラ出現???
もやっとしていたけど、「間違いなくオーロラ」とガイドさん。
......期待が高まります。
バスを降り、ところどころに灯してくれている道標のロウソクを頼りに小道を進む。
森を抜けると小さな湖があり(もちろん完全に凍っている)、ここでオーロラ出現を待ちます。
う~ん、ちょっと雲がかかっているなぁ...でも、星が見えている箇所もある。
皆祈るように空を見上げています。
時間の感覚をなくしてしまうような静寂の中、どれくらい待ったかな。
ガイドさんが指さす方向に、ぼんやりと、ほんっとーにぼんやりと、オーロラが!
肉眼では雲と見分けがつかないくらい...。
デジカメで撮ると、かろうじて緑色に見える。
足元の冷えが限界にきたので、ロッジでしばし休憩。
フィンランド人のお父さん、お母さん、おばあさんがコーヒーや紅茶、手作りクッキーなどをふるまってくれる。
心も身体もあったまる~ (*^_^*)
ロッジは新しく、トイレもきれいです。
暖を取りながら、おしゃべりしながら、たき火で炙ったソーセージをほおばりながら、オーロラ出現を待てるって素敵☆
その後も何度か湖の上に出てオーロラ出現を待ちましたが、残念ながらオーロラは現れてはくれませんでした。
「11年に一度のオーロラ当たり年」なのに、自分の不運がうらめしい...。
でも、もう一度フィンランドを訪れる理由ができたように思います。
いつか絶対リベンジしてやる!!!
でも、うすらぼんやりでもオーロラには違いない、ということでオーロラ証明書を頂きました♪
ホテル到着は1時前だったでしょうか。
ベッドの中で今日一日を振り返る。
サンタクロースに会えた。
しんと静まりかえった森に囲まれた湖の上で見た星は感動的だったし、オーロラも見れた(ぼんやりだけど)。ロッジで食べたソーセージやクッキーおいしかったな...。
全部ここでしかできない体験に感謝しながら、おやすみなさい☆彡