2012年12月 7日(金)天気:はれ
今日は2つのリキュール工場見学へ。
また朝からアルコール注入です(笑)
日本にはまだ未入荷のようですが、ヨーロッパでは有名な『GIFFADO(ジファール)』というリキュールメーカーへ。
見学コースは約1時間半。完全予約制で、見学終了後にはリキュールの試飲も可能です。
GIFFADOのリキュールはハーブやフルーツをカーブに入れて、アルコール漬けにし、砂糖を加えて作られますが、その甘い口当たりに反して、アルコール度数は低いもので15度、高いものになると40度ほどなので飲みすぎには注意が必要です。。。
昔薬局だったGIFFADOはミントに癒し効果があることを発見し、まずは薬として販売を始めました。
後に食後の消化を助けるためなどに用いるリキュール・MENTHE PASTILLE(マント パスティーユ)の生産をはじめます。
現在では年間400万本生産し、全130種類のリキュールを55~60ヶ国に輸出中です。
お次は、世界的に有名な『Carre Cointreau(カレ・コアントロー)』へ。
見学コースは、まず10分ほどビデオでコアントローについて学び、その後工場や展示を1時間ちょっとかけて見学し、最後に約30分の試飲タイムが含まれる、合計2時間のビジットです。
コアントローの工場はこのアンジェにある工場のみで、世界中に輸出されているコアントローはすべてここで造られたものです。年間400万本生産されるこのコアントローの主な原材料は2種類のオレンジの皮で、年間約150トンのオレンジを消費するそうです。
見学後はお決まりの試飲タイム!
施設内にBARが設置されていて、プロのバーテンダーさんがコアントローを使ったカクテルをふるまってくれます。今回は「コアントロー・フィズ」を作っていただきました。
スッキリとしていて飲みやすく、でもアルコールは高そうでした。BARの隣にはお土産ショップもあり、ばらまき土産に便利なミニ・コアントローなども売っていました。
午前中にアルコール度数の高いリキュールを頂いたので若干ほろ酔い気分ではありますが、
午後はジャン・リュルサ・タペストリー博物館見学へ。
1957年にジャン・リュルサが制作した10枚の連作タペストリー『世界の讃歌』が収められています。
昨日見たアンジェ城のタペストリーの影響を受け、世の中が終わり、再生されていく様子が描かれたタペストリーですが、雰囲気はアンジェ城のものとはがらりと変わって、モダンで独創的なタペストリーです。写真の撮影が禁止されていたため、残念ながら言葉でしかお伝えできませんが、アンジェの2つのタペストリーを見比べてみるのもなかなか興味深いものでした。
今夜はフランス研修旅行、最後の夜!
ということで、ディナーはフランスっぽいお料理をオーダーしてみました。
前菜にエスカルゴ、メインにアンジェ名物のポークステーキ、デザートはマカロンのアソートです。
この他に、気になっていたタルタルと呼ばれる生の牛肉を細かく切って、ハーブやスパイス、玉ねぎなどを混ぜ合わせた料理やフランスデザートの定番、クレーム・ブリュレなどもいただき、フランス最後の夜はふけてゆきました。