5日目 : オアマルの休日
2005年12月14日(水)天気:雨のち曇り
今日は、クライストチャーチを出発して、オアマルへバスの旅。
クライストチャーチからオアマルまでは、路線バスで約4時間。牧草地帯を走ります。
牧歌的な風景、小さな町並み、オアマルへ到着。これからどんなスローステイが始まるのか楽しみ。オアマルの町から車で約10分のところに、丘の上に建つコテージ風のB&B「ホームステッド
271」はあります。ホストは久保夫妻。穏やかで優しい星児さんと、若々しくて自然体の一代さんが出迎えてくれます。
到着後、少し落ち着いてから、ペンギンンのコロニー(営巣地)へ。ここは数箇所あるコロニーのなかでも、間近からペンギンが観測できる数少ない場所で、日
没後にはたくさんの小さなイエローアイドペンギンが海から引き上げてくる姿を見ることができます。また、この周辺にはアトリエが何軒かあり、地元のアー
ティスト達が作品の創作活動をしています。久保さん夫妻も顔見知りなので、少し見学させてもらいました。アーティストのおじさんは、インテリア用の手作り
の農機具の創作を実演しながら、気さくに作り方の説明などをしてくれました。後で知ったのですが、本でも紹介されている有名なアーティストの1人でした。
さらに、野生のペンギンが迷い込んで巣を作っている場所も教えてくれました。なんと、このアトリエにはつがいのペンギンが巣を作っていて、片一方は卵を温
めて、片一方は餌を採りに出かけているとのこと。こんなに野生のペンギンを近くで見るのは、生まれて初めて!こんなこともオアマルの日常なの!?
夕食は、「ホームステッド
271」自慢の和食のコース料理。素材は、庭で栽培しているオーガニックの野菜を使って、とても繊細な味付け。京料理の会席のような手料理は、地元のシェ
フにもお墨付きなのです。美味しい食事も食べることができて、今日は、どっぷりとオアマルの生活に浸ることができました。ここでは、外に出ると皆が知り合
いで、会うと必ず挨拶や近況報告をするような、アットホームな町。1日だけの滞在ではなく、今度は数日ゆっくりと滞在したいと思いました。