9日目 : テアナウでの充実した1日
2005年12月17日(土)天気:晴れ
ミルフォードサウンド観光は通常のツアーではクイーンズタウンまで戻るルートですが、今日から宿泊するテアナウで下車。予約時に伝えておけば、バスは宿泊先まで送ってくれます。テアナウはフィヨルドランド国立公園に位置する小さな町で、ミルフォード観光の拠点となります。トレッキングのコースも豊富で、クルーズや乗馬、フィッシングなどのアクティビティも楽しむことができ、見どころの一つにテアナウ洞窟があります。そこでは、とても綺麗な土ボタルを鑑賞することができます。
今日は、テアナウの「Keiko's Cottages B&B」に宿泊。ホストはケイコさんとケヴィンさん。ケイコさんは関西出身でとても元気が良くて楽しい人。ケヴィンさんは典型的なキウイで、昔ミルフォードサウンドのウォーキングガイドをしていたこともあって、この辺りのことはとても詳しい。今日のテアナウはとても天気がよく、空は真っ青で日差しは突き刺さるよう。そして、この時期は日照時間がとても長く、夜の10:30くらいまで明るい。
到着後、最近できたフィヨルドシネマという新しいミニシアターで、この映画館だけで上映されている「ATA WHENUA SHADOWLAND」という映画を観にいくことに。短い滞在しかできない私に、よりよくフィヨルドランドを知ってもらおうとケイコさんが提案してくれたのです。フィヨルドランド国立公園を紹介している30分の映像と音楽のみの短編映画で、人が立ち入ることができないエリアをヘリコプターを使って特撮した映像がとても迫力があり、綺麗で神秘的で素晴らしいものでした。
映画の後は、ケイコさんが見晴らしの良い高台に案内してくれました。そこからの景色はテアナウの町が一望でき、とても素晴らしいものでした。
その後、少しだけ、『ケプラートラック』というトレッキングルートを歩くことに。このケプラートラックはフィヨルドランド国立公園にある3つのグレートウォークのうちの1つです。ミルフォードやルートバーンに比べると、やや知名度は落ちますが、手軽に広大な山岳風景を楽しむことができるので、人気は上昇してきています。最初に長い吊橋を渡るのですが、この川はロードオブザリングの撮影地にもなっています。エメラルドグリーンの色がとても綺麗で、この川でのジェットボートも楽しそう。トラックの感じはルートバーンに似ていて、原生林がとても神秘的。時間があれば2泊くらいして歩くのが良いそうです。もちろん1日の日帰りのコースもあります。
夕食は、ケヴィンさんが作る鹿肉のバーベキュー。鹿肉は初めてで、臭みがあるかと思いきや、柔らかくてとってもあっさり&ジューシー!ソースをつけずに素材の味を楽しみました。鹿肉のシチューも美味。どちらも癖になる味で、また食べたい!と思いました。お庭でバーベキューをしながら、ケイコさん、ケヴィンさんと楽しく会話。ケイコさんのお話は面白く、関西のノリでテンポよくお話されます。
夕食後は、B&B自慢の'湯ハウス'でリラックス。サウナと大きなジャグジーがあり、トレッキングなどで溜まった身体の疲れが一気に取れます。美味しい食事と良いお風呂は最高です!